子なし夫婦の理想の住まいは賃貸?一戸建て?メリット・デメリットをそれぞれ解説!

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子なし夫婦の理想の住まいは? アイキャッチ

 様々な理由で増加傾向にある子なし夫婦。

 子なし夫婦の暮らしに合うのは、賃貸と一戸建て、どちらの家でしょうか?

 賃貸マンションに3年、一戸建てに2年住んだ中山夫婦が、それぞれのメリット・デメリットを、子なし夫婦特有の視点で解説。

 この記事を読むことで、実際に住んでみないとわからない、子なし夫婦特有の問題を知ることができます。

目次

結婚直後から3年間住んだ賃貸マンション

 我々が夫婦となった時から3年間、賃貸マンションに住んでいました
 条件は以下の通りです。

駅から徒歩10分以内で選んだ

 駅まで徒歩で通えるのは物件選びにおいて重要ポイントでした。

 しかし、家賃の予算、間取りの希望と合わせて叶えるのは至難の技。
 いろいろ悩み少し家賃が高くなりましたが、駅から徒歩10分以内、南向きの部屋を見つけることができました。

ゆう

家賃は10万円ほど。駅近から徒歩10分圏内は、さすがにお高い!

れい

それでも、車無しで生活できる環境が欲しかったです。

間取りは一応2LDK

 当時希望していた間取りの条件は……

ゆう

居間の他に2部屋は欲しい!

れい

寝室を別にしたいので2部屋は必須!

 れいもゆうも睡眠が浅く、1人の空間も欲しいタイプの人間なので、結婚当初から寝室は別を希望。
 リビング+2部屋は譲れない条件でした。

 契約した物件は書類上、2LDK。
 しかし、ダイニングがほぼ存在しないような部屋でした(笑)

賃貸時の間取りイメージ
ゆう

本当は2DKだった?

結婚4年目に購入した一戸建て

 2LDKの賃貸マンションに住んで2年、私たち夫婦は一戸建ての家探しを始めました。
 きっかけは、契約更新料の請求書

れい

更新料のことを忘れていたため、夏の旅行の予算を回しました‥‥。

 高い家賃、高い更新料を支払っているのに、畳1枚自分たちの物にならない‥‥。

 そんな賃貸物件に嫌気が差し、一戸建ての検討を始めました

賃貸時代と同じ条件以上で選んだ

 2LDKの生活にも慣れ、夫婦それぞれの部屋が欲しいという希望は変わらなかったので、

  • 2LDK以上の部屋数
  • 南向きの日当たりがいい家
  • 駅から徒歩10分以内

 という条件で物件を探しました。

ゆう

徒歩でも駅まで行き帰りできるのは大事

れい

自分1人の収入で、ローンが組める程度の価格というのも必須条件です。

間取りは4LDKに

 結果として我々は4LDKの家を購入しました。
 なぜなら、2LDKだと特にゆうの私物が自室に収まらない事態になっていたからです。

ゆう

本が多すぎてリビングにまで
大型の本棚が進出していました。

一戸建て(4LDK)の間取りイメージ

 現在、一戸建てを購入して2年。
 広々とした空間で快適に暮らしています。 

賃貸のメリット

 以上のような賃貸と一戸建てに住んできた我々夫婦。

 その経験から感じたメリットとデメリットについて、子なし夫婦という視点で論じていきます。 

 まず、賃貸のメリットは大きく2つ。

近所からの視線がほぼない

 賃貸マンションでは、良くも悪くもご近所付き合いが希薄なため、子なし夫婦でも好奇の目で見られることはありません

 ご近所付き合いが面倒、というご夫婦には賃貸の方が向いているでしょう。

れい

賃貸のとき、階段などで会釈をすることはありましたが、会話は一度もありませんでした。

引越しがしやすい

 住宅を購入する場合、多くの方がローンを組むことになります。
 そのため、引っ越したい事情が生じても、ローンが引越しの足かせとなる場合が‥‥。

 一方、賃貸物件にはそのような足かせはありません。
 周囲の環境や自分たちのライフスタイルに合わせて引っ越したい時に引っ越せます

ゆう

引越しにも費用はかかるものの、ローンの返済に比べたら金額が小さいことがほとんどです。

賃貸のデメリット

 賃貸のデメリットも大きく2つ。

歳をとったら住みづらい場合がある

 賃貸物件なので、自分たちで無断でのリフォームや増改築はできません。
 物件が老朽化しても、自分たちの健康状態に変化があっても、自分たちに合わせた勝手な改修は不可能。

れい

賃貸のとき、クーラーが古くて替えて欲しかったものの、大家さんに言うのが面倒であきらめました‥‥。

 また、引っ越すという選択肢もありますが、貸す側が収入面、健康面、子なしといった家族構成面で貸し渋るケースもあるのです。

ゆう

子なし夫婦が老後まで賃貸に住み続けると
こういう不安もあるんだね。

一生、家にお金がかかる

 住宅ローンでの購入と違い、賃貸物件は住み続ける限り、家賃の支払いは発生し続けます
 また数年に一度、契約の更新に伴い更新料、保証料として家賃の数ヶ月分の支払いも忘れてはいけません。

 そして、建物の老朽化や不動産会社の事業撤収など様々な理由でその時の契約が更新されないリスクも存在するのです。

れい

もちろん、一戸建てでもローン返済やリフォーム、固定資産税等でお金はかかりますが、所有物か借り物かで支払いに対する気持ちは全然違います。

 中山夫婦は、結婚の時点で子なし夫婦になることを選択していたので、家族構成は基本変化しません。

 したがって必要な部屋数や間取りが大きく変わらないのです。

ゆう

契約更新されないリスクや、老後の貸し渋りのリスクを抱えてまで賃貸にこだわる必要はないかな。

 賃貸のデメリットを読んで、「じゃぁ、一戸建てにしよう」と考えた方は要注意。
 一戸建てのメリットとデメリットも大きく2つずつ存在しますので、それぞれ挙げていきます。

一戸建てのメリット

 一戸建てについても、子なし夫婦視点でメリット・デメリットを挙げていきます。

夫婦自分たちだけの好みの家を建てられる

 先述しましたが、子なし夫婦を選択したことで家族構成はほぼ変わらないことが決定します。
 そのため自分たちに必要な間取りだけを考えられる、というメリットが生まれました。

 注文住宅でなくても、気に入った物件の間取りに自分たちだけが順応すればよいので、物件選びの幅は広がります。

ゆう

子ども部屋に、と考えて作られたであろう部屋は
代わりに私たちに必要な本の部屋になっています。

れい

子どもが2人以上で、部屋数が足りないから引っ越し‥‥、ということも避けられます。

学区を考慮する必要がない

 子どもがいると避けて通れないのが学校の話
 特に、家の場所によっては指定の学校まで数十分通学にかかったり、その地区の小学校の評判を気にしたりと、家を建てるにあたって、考える要素が大きく追加されます。

 しかし、子なしであれば、家の近くに学校がなくても困りませんし、むしろ騒音対策として通学路を避けた物件選びも可能です。

れい

通学路でない閑静な住宅街だから、騒音や子どもの飛び出し、
いたずらといったトラブルもありません。

ゆう

賃貸のメリットにもなり得るものの、隣人の生活音は不可避。
本当に静かな環境を手に入れるなら、一戸建て

一戸建てのデメリット

 一戸建ての大きなデメリット2つもなかなか解決が難しい要素を持っています。

近所の視線が気になる

 一戸建ての物件を購入するともれなく付いてくるのが、ご近所付き合いです。


 相手に悪気がなくても、引越しの挨拶や世間話の時に、「お子さんは?」と聞かれることも予想されます。
 その時にどういう対応をするか、夫婦で事前に話し合っておきましょう。

ゆう

引っ越した当時は聞かれませんでしたが、
年齢的にもそろそろ聞かれるかも……。

家の手放し方を考える必要がある

 人はいつか死にます。
 その時、残った家はどうするのかということを考えておく必要があります。

 相続させるのかさせないのか、させるなら誰にどんな方法で相続してもらうのか。
 しっかり決めて遺言を残しておかないと、残された親族が困惑します。

 相続をさせないならば、「リバースモーゲージ」という方法もあるので参考にしてみてください。

れい

家を担保にして、老後の収入を増やせるんだ!
初めて知った!

まとめ

 子なし夫婦にとって、賃貸でも一戸建てでもメリットとデメリットは両方あります。
 しかし、子なし夫婦だからこそ、それぞれで選べる物件も存在しますし、選択肢が多いのも事実です。

 メリットデメリットに惑わされず、しっかり2人で話し合って幸せな生活を送るための物件を見つけてください。
 この記事が、物件を探している子なし夫婦さんの参考になれば嬉しいです!

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