今和になった今でも多くの夫婦がお金に関する秘密を抱えて生活しています。
1,000人もの人を対象にした大規模な調査では、夫婦が持っているへそくりの平均が男性71万円、女性144万円という驚きの結果に。
へそくりと持っている割合、金額、隠し場所など夫婦のへそくり事情が浮き彫りになりました。
この記事は、夫婦のへそくり事情にスポットライトを当て、へそくりから見る夫婦の信頼関係、夫婦間のコミュニケーションの重要性について解説します。
たかがへそくり、されどへそくり。
夫婦間の信頼関係が揺らいでいると、離婚問題にも発展しかねないのがへそくりです。
へそくりを持っているご夫婦を持っていないご夫婦も必見です。
この記事のデータはMoneyGeek「へそくりの平均額は155万7,197円!夫婦の秘密のお金を1,000人に調査」 を使用しています。
へそくりの実態
古くは江戸時代から使われている言葉「へそくり」。
家族に内緒でコツコツ貯めたお金のことを指します。

秘密にしているからこそ、気になるけど、自分以外の他人のへそくり事情は分からないもの。
今回1,000人もの人を対象に行われた大規模な調査で、へそくりの実態が明らかになりました。
夫婦のへそくり平均額
男性の平均は約71万円、女性の平均はなんと約144万円にものぼります。
へそくりに回す金額は平均約2万円。
年代別・性別の毎月のへそくり額トップ3は以下の通り。
- 20代男性(約 2万 7900 円)
- 50代男性(約 2万 6462 円)
- 40代男性(約 2万 5667 円)
- 40代女性(約 2万 1364 円)
- 30代男性(約 1万 9469 円)

月々のへそくり額は男性の方が多いのに、貯めているへそくりの額は女性の方が2倍以上多い!
なぜだろう?
その理由はへそくりを貯める目的の違いにある模様。
調査によると、へそくりの目的トップ3は以下のようになっています。
- 趣味・遊興費のため
- いざという時の備え
- 将来のため・老後の備え
- 将来のため・老後の備え
- いざという時の備え
- 趣味・遊興費のため
男性は貯めたへそくりを使うことを前提としているようです。



確かに昔は自分もゲーム課金で、貯金することができなかったなぁ‥
へそくりを持つ割合
この調査によると、へそくりを持つ夫婦の割合は全体の35%です。
既婚者の3人に1人がへそくりを貯めてるということになり、年代別・性別で見ると以下のような結果でした。
男性 | 女性 | |
20代 | 28% | 30% |
30代 | 42% | 38% |
40代 | 37% | 40% |
50代 | 35% | 40% |
全体 | 34.9% | 37.1% |
もっともへそくりを貯めている率が高いのが30代男性。
30代だけ、女性より男性の方がへそくりを貯めている割合が高いという興味深い結果が浮き彫りになりました。



30代だけ男性の方がへそくりを貯めているとは‥‥。
より詳しい実態が気になる!
へそくりの資金源
へそくりの主な資金源は男女ともに3位までは共通で、以下のようになりました。
- 給料
- おこづかい
- ポイ活
- 投資
- 給料
- おこづかい
- ポイ活
- 家計から
共働きが増えている令和らしい結果といえそうです。
令和らしいと言えば3位の「ポイ活」。
今はクレジットカードだけでなく、ポイントカード、ポイントサイト、各種バーコード決済などポイントが貯まる環境が充実していますよね
毎日少しずつでもコツコツ貯めると、結構な金額分になるようです。



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へそくりの隠し場所
調査の対象になった人たちは、コツコツと貯めたへそくりをどこに隠しているのでしょう?
- 銀行口座・証券口座 (70%)
- キャッシュレス・決済アプリ (11%)
- クローゼット・タンス (9%)
- バッグの中 (6%)
- 本棚・本の中 (4%)
やはり「銀行口座・証券口座」が他の場所に圧倒的大差をつけて1位に。
貯めておくだけでなく、運用もできるので、合理的で納得の結果と言えるでしょう。



我が家で本棚や本の中に隠したら、本の数が多すぎて
見つからなくなりそう…。
へそくりと信頼関係
家族に内緒で貯めるへそくりですが、内緒であることから、一歩間違えると夫婦の信頼関係にひびが入ることも。
信頼関係にひびが入ってしまうケースはどういうものなのでしょうか?
信頼とへそくり
へそくりは多くの夫婦にとって楽しみのための資金源であり、経済的なセーフティネットになり得ます。
しかし、家族に内緒で貯めているというへそくりの性質上、その秘密がばれてしまった時、夫婦の信頼関係に大きな亀裂を生むこともあります。


ただ、へそくりは良くないと一概に言うことはできません。
一歩間違えると信頼関係にひびが入るという点は十分理解しておくことが大切でしょう。



秘密は少なく、というか無いのがベスト!
コミュニケーション不足とへそくり
へそくりが夫婦関係によくない影響を及ぼす背景には、コミュニケーション不足があります。
そもそもへそくりを貯めだすケースとして多いのは、夫婦間でコミュニケーションが上手にとれず、相手への不信感が生じ始めたことによるもの。
逆に、遊びの目的でへそくりを貯め始めたとしても、コソコソとした相手の態度に不信をつのらせ、コミュニケーションが減っていき、結果的に「万が一」の際のへそくりになってしまうということもあるでしょう。
へそくりに限らず、日頃から家族とコミュニケーションをとることで、不要な不信感をお互いに抱かずに済むでしょう。
「全てをさらけ出せ」まではいきませんが、お金のこともオープンに話し合える雰囲気づくりも大切です。



へそくりもお金。
お金という大切な話題も、日常の何気ない話題も
しっかり話し合える夫婦でいたいものです。



忙しい場合には、食事の時間を有効活用しましょう!


結局へそくりはいけないものなのか?
「へそくり」=「やましいこと」と思われがちですが、結局のところ「へそくり」はしても良いものなのでしょうか?
我々としては、その必要性を明確にしたうえで、パートナーとのコミュニケーションが取れていればアリだと考えます。
へそくりの必要性
夫婦間のへそくりの良い面での必要性として、以下のようなものが挙げられます。
- 予期せぬ出費や災害が起こった時、家計のセーフティネットとして機能する
- 余暇での家族との思い出作りや趣味に役立てられる
逆に考えたくない面での必要性として、主たるものは次が挙がるでしょう。
- 離婚等による経済的困窮を防ぐ
これを考え始めた時点でパートナーへの信頼度が100では無いため、へそくりを貯める前に信頼し合えるような環境を整えることが大切です。
へそくり自体は悪いものではないため、良い面でのへそくりだとしてもコソコソして相手に不信感を与えない、へそくりを貯めることに執着して今の生活をないがしろにしないなどの注意を怠らないようにしましょう。
オープンなお金の話し合いとへそくり
先述の通り、へそくりを貯めるか貯めないかより重要なのが、夫婦でお金についてオープンに話し合えるかということ。
お互いの収入や資産、家計の状況について、必要に応じて話し合える関係や雰囲気づくりが 夫婦の信頼関係を左右すると言っても過言ではありません。


お金について適切に話し合い、共通の目標を設定し、計画を立てることである程度の透明性が生まれます。
また、立てた計画を達成していくことで、へそくりに頼るウェイトも小さくなり、夫婦の信頼関係も良好に保つことができるでしょう。
どんなことでもオープンに話し合える夫婦を目標の1つとして目指してみてはいかがでしょうか。



我が家は家計簿は常にオープン、週一回は家計について
話し合っています。れいのお給料も2人で話し合いながら貯めたり使ったりしています。
まとめ
へそくりの実態、いかがでしたか?
調査の結果に驚いた方も共感した方もいると思います。
へそくりは貯め方、使い方によっては夫婦の絆を深められますが、信頼関係を壊すきっかけにもなりえます。
まずは、夫婦間のコミュニケーションを大切にし、お金についてオープンに話せる土壌をつくっておきましょう。


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