近年、共働き世帯の増加や仕事の多忙化により、食事を別々にとる夫婦が増えてきました。
しかし、食事を別にすることで、夫婦の会話が減ったり、食費が余計にかかってしまったりと、夫婦生活にマイナスの影響が出てしまいます。
そこで、夕食を共にするための行動を行っている中山夫婦が、夫婦別食からの解決策を解説!
残業が月30時間を超えていたり、食事の好みが合わなかったりしても、負担なくご飯を一緒に食べられます。
食事が別で起こり得る危険
エニワン株式会社が2019年に実施した調査によれば、「夕食を夫婦一緒に毎日食べますか?」という質問に対し、41.4%の夫婦が「NO」と回答したようです。

夫婦別食が続く場合、夫婦生活にどのような影響があるのでしょうか?
夫婦の会話が減る
夫婦で向かい合う時間が減るため、必然的に会話が減ってしまいます。
ウーマンエキサイトによれば、夫婦が倦怠期に陥る3大原因の1つは「会話が減る」だそうです。

一日の中で、夫婦で向き合って話す時間は、食事以外になかなか無いもの。
1回1回の夫婦別食が、倦怠期を近づけていることを自覚しましょう。
食費がかかる
夫婦で毎食別の場合、食費がかかることは明らかです。
というのも、1人で食べる際に毎食わざわざ自炊しようと思いませんよね?
コンビニやスーパーでお弁当を買ったり、外食で済ませたりという頻度が増えるため、最低でも毎食1人あたり500円ほどはかかってしまいます。

別食のときは仕事帰りに、ラーメン屋で700円ほど使ってしまいます‥‥。



同じくコンビニで500円ほど‥‥。
誘惑が多すぎる!!
栄養バランスが偏る
夫婦で食事をする場合、作り手は相手のことを気遣う必要が出てくるため、栄養や彩りを考える方が多いでしょう。
しかし、一人で食事をする場合は、自分の食べたい物が中心で、予算や手間の関係から一品になりがちです。




コンビニ弁当や外食を繰り返すと太るという話にもあるように、夫婦で食事をとるということが自分たちの健康にも繋がっていることがわかります。



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食事が別になってしまう理由
では、そもそもなぜ食事が別になってしまうのでしょうか?
考えられる理由を3つ挙げてみます。
仕事や習い事等で時間が合わない
夫婦共働きの場合、一番考えられるのがこの理由です。
職場が違えば、出勤・退勤時間や残業の有無も違うため、なかなか一緒にゆっくりご飯を食べるということができなくなってしまいます。


共働きでなくても、自分自身や子供の習い事等で時間が合わないこともあります。



我が家の場合、働いているのは自分一人ですが、ほぼ毎日残業してました。
食の好みが違う
次の理由として、食の好みが違うということも挙げられます。
性格・考え方が一致するかどうかというのは、結婚するかの判断の基準としてよく使われますが、食の好みまではなかなか考えられないのではないでしょうか?
特に、同棲前は外食が多いため、実は家庭料理で共通する好物が少なかったということも多くあるようです。


食の好みが合わないと、一緒に食事をとる必要性が薄まってしまい、別食につながってしまいます。



お互い好き嫌いが多いので、結婚してから5年目でも把握しきれていません。



未だに、「この食べ物苦手なんだ!」と初めて知ることがあります。
一緒に食べたくない(マナーがやだ、顔合わせたくない)
こちらは夫婦別食を意図的に行っている場合のお話。
食べながら喋る、食べ方が汚い等、食事のマナーが悪いことが考えられます。
何十年も毎日続けてきた癖と言えど、夫婦円満のためにも自己分析をしたり、勇気を出して指摘をしたりしましょう。



結婚1年目に指摘されました。
今では良いマナーへと(多分)変わってきています!
食事を一緒にとるための方策
では、一緒に食事をとるためにはどんな工夫をしたらいいのでしょうか?
中山夫婦は以下の工夫により、お休みの日しか一緒に夕食を食べられない状況から、週5日は一緒に食事をとるようになりました。
残業の日を決める(合わせる)
時間が合わない夫婦向けの方策。
ある程度融通の利く職種に限りますが、残業の日を決めてしまったり、共働きの場合は可能な限り合わせることで、残業の日以外は一緒に食事をとることができます。


「そこまでは無理」というご夫婦も、事前に分かっている残業の日は共有しておいたり、急な残業はパートナーに早めに連絡したりという配慮だけでも、夫婦仲を保つことにつながります。
中山夫婦の場合は、火曜日と金曜日がれいの残業デーなので、事前にその日は夕ご飯が別となることを共有しています。



分かっている範囲で食事が別になる日を事前に伝えています。



ご飯を一緒に食べられない日は冷凍のお惣菜で楽させてもらっています。


メイン料理は2人が食べられるものを
食の好みが違う夫婦向けの方策。
メイン料理は夫婦で同じものを味わいましょう。


そうすることで、夫婦の会話が弾みますし、食費の節約にもなります。
また、お互いの食の好みの理解にもつながるメリットも。
実は2人とも好き嫌いが多く、食の好みがほぼ合わない中山夫婦ですが、メインの料理は2人が食べられるものにして、相手が食べられない好物はお味噌汁やサラダで食べるようにしています。
この工夫でお互いに負担なく美味しく食事をしています。



ゆうの嫌いなネギをメイン料理に入れない代わりに、自分の嫌いなキノコをメイン料理に入れない、という「ネギキノコ協定」を結んでいます。
ちなみに、とある晩御飯の様子がこちら↓


れい | ゆう |
・赤から肉豆腐(共通のメイン料理) | |
・ご飯 ・玉ねぎサラダ(ゆうの苦手) ・長ネギの味噌汁(ゆうの苦手) | ・ご飯 ・コールスローサラダ ・わかめの味噌汁 |
子なし夫婦なら継続しやすい
特に子どもがいないご家庭は、食事に関して特別なルールを設けても継続しやすいと考えています。
給食や食育、健康のためにいろんな食材を様々な調理方法で食べる練習を子どもにさせる必要がないからです。
その点を活かして、上手に冷凍のおかずやインスタント食品に頼るのも工夫の1つです。
簡単にできる食品を常備
いくら夫婦で食卓を囲むことがいいことだからといって、準備が負担となってしまっては食事の時間そのものが苦痛になってしまって本末転倒。
簡単に調理できる食材を常備しておけば準備する人の負担を減らせます。


また、料理が苦手という人でも調理可能なものを揃えれば誰が食事の準備を担当しても大丈夫なので、家庭内の役割分担が最適化されますよ!
中山家では、
- ふるさと納税(福岡県飯塚市)のハンバーグ
- 松屋のバラエティセット
- 麺類(パスタやうどんなど)
などを常備しています。



帰りが遅くなり、疲れていても電子レンジや湯せんで調理できるものが常備されているから大丈夫、と思うと気持ちがそれだけで楽!
お守り代わりに少しでも常備しておくのはおススメ!
ご飯はタッパーに冷凍
夫婦2人暮らしだと、1日に食べるご飯の量がそんなに多くないのも事実。
そのため、休みの日や時間のある日にご飯を一気に沢山炊いて、タッパーで小分けにして冷凍保存しておくのがおススメ。
中山夫婦は3合炊きの炊飯器なので、一度に3合炊いて小分けにしています。



大体1週間くらいで食べきります。



二人で毎食1合弱しか食べないので、毎回炊くのは大変‥‥。
味噌汁はインスタント
中山家のお味噌汁はインスタントのみです。
なぜならば、
- 2人の味の好みが合わない
- 2人分だけ作るのが難しい
からです。
3~4人分作って余った分は翌日食べるという方法もあるのですが、普段家で朝食を食べるのはゆうだけであり、そのゆうはパン派。
衛生面を考慮すると中山家においては現実的な方法ではなかったのです。
我が家のお味噌汁はインスタント、と決めてしまえばそれぞれ好みの味と具を楽しむことができます。
追加でネギやキノコを足すことも自由自在。
意外と満足度の高い食卓が実現するのです。



最初はインスタントを常用することに抵抗感というか、罪悪感があったのですが……。
でも、毎日2人分だけのお味噌汁を作る方が難しく、ライフスタイルに合わせて頼るところは頼ろうと思うようになりました。
まとめ
せっかくの夫婦2人暮らし、笑顔で食卓を囲みたいですよね。
食事を別にしてしまって夫婦生活にマイナスの影響が出るなんて勿体ない!


夫婦2人だからこそできる工夫も沢山。
頼るところは冷凍やインスタントの食品を上手に頼って、ストレスのない楽しい食事の時間にしてくださいね。
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