「キャンバスパズルって何?」「ジグソーパズルと何が違うの?」と疑問に思っている方必見!
キャンバスパズルは2019年から販売されている、フレーム不要の立体パズルです。
実は、ジグソーパズルよりも壊れづらく、高級感のある仕上がりになります。
この記事を読むことで、実際に組み立てて感じたキャンバスパズルの特徴について知ることができます。
パズル初心者にもやさしいキャンバスパズル、その魅力を味わってみましょう!
- キャンバスパズルの特徴
- キャンパスパズル完成までにかかる時間の目安
- キャンバスパズルのメリット・デメリット
キャンバスパズルの特徴
キャンバスパズルは新しいジャンル
キャンバスパズルは、日本で初めてジグソーパズルを生産したメーカー「やのまん」が2019年に発売した新しいタイプのパズルです。
2021年11月までに「ディズニー」や「ムーミン」、「わちふぃーるど」の3シリーズ、全35種類以上の絵柄のパズルが発売されています。
今回、中山夫婦はムーミンシリーズの「月明りのパーティー」をAmazonで購入しました。


ムーミン好きです!


キャンバスパズルの3つの特徴
では、キャンバスパズルとはどのようなパズルなのでしょうか?
外箱には、以下の3つの特徴が宣伝されています。
- プラスチック製なので、のりが無くてもパッチリはまる。
- ファブリックパネルのような完成品になる。
- フレーム不要のキャンバス型のため、付属の壁掛けパーツで壁に飾れる。
外箱の裏面にある説明を読むと、プラスチックでできたピースに特殊なレールを組み合わせることで、従来のパズルに必要だったフレームが不要となっているようです。



ジグソーパズルだと、完成後ののりづけは面倒だし、飾る際にはフレーム(約1000円以上)が必要だもんね。フレームを買う必要が無いのは嬉しい!!



パズルは好きだけど、フレームの値段に毎回悩んでいた我々にピッタリ!
ただ、「ファブリックパネルのような完成品」とありますが、あくまで「ような」です。
実際、ファブリックパネル本来の「木の板に布を貼り合わせた物」とは関係なく、サイドまで絵柄があるという点と見た目から、そのような表現をしているのだと思います。
ちなみに、キャンバスパズルの効率的な組み方は以下の記事をどうぞ。


キャンバスパズルの購入場所
発売されてからの日が浅く、知名度もジグソーパズルほど高くないため、売られているお店は限られています。
中山夫婦が最初に見つけたのは、東急ハンズでした。
他には、メーカーであるやのまんホームページでも買うことができます。
Amazonや楽天にも取り扱いがあったものの、売り切れ多数。
Amazonや楽天で、少しでも安く購入したいと考えている方は、見つけ次第購入ボタンを押しましょう!



実際、東急ハンズで見つけたときに検索して、Amazon在庫残り20点以上。
でも、数日後には売り切れになっていて、楽天だとプレミア価格。
ゆうさんの誕生日サプライズプレゼントにしたかったので、一人焦っていました。



ハンズで欲しいと思っていたパズルが、我が家に届くとは‥‥。
れいさんは、毎日Amazonや楽天をチェックしてくれていたらしいです。
中山家では、上のような経緯でムーミンのキャンバスパズルが到着しました。
パズル慣れをしていたので、一番ピース数の多い1126ピース(縦37.7cm×横58.7cm×奥行2cm)を選択。
定価は7480円なのに対し、Amazonなら5400円で購入できました。
ちなみに、楽天だと6000円+ポイント還元で購入できます。
セット内容
かわいいムーミンの絵が印刷された箱の中には
- パズルピース1126枚
- レール10本
- レール連結パーツ6個
- コーナー止め4個
- 壁掛けパーツ2個
- 説明書
が入っていました。
ピースは1000枚を超えますが、37.7cm×58.7cmというコンパクトな大きさとなっています。



テーブルの上に広げても安心のサイズだね。
レールや連結パーツについての説明は、後の工程の中で説明をするとして、ピースについて細かく見てみましょう。
3種類のピース
説明書を読みながら、パズルピースの入っている袋を開けると‥‥
ピースには A、B、Cの3種類があります。


1126枚のピースの内訳としては、以下の通りです。
- A(通常ピース)‥‥1000枚
- B(角ピース)‥‥4枚
- C(辺ピース)‥‥122枚



Aはジグソーパズルと同じだけど、BとCは初めて見る形だ!
キャンバスパズル完成までの工程
2人で作業をし、かかった時間は計12時間!
作業の中身を詳しく解説していきます。
工程表
キャンバスパズルは以下のような工程で、組み立てていきます。
- 内側のAピースを組む。(縦25枚×横40枚)
- 外側のBピース、Cピースを組む。
- レールを連結パーツを使って繋げる。
- 繋げたレールをBピース、Cピースの裏側の溝にはめる。
- Bピース、Cピースをレールのふちに折りこむ。
- コーナー止めで補強して完成。
通常のジグソーパズルであれば、4つの角ピースを探し、辺のピースを組んでから、内側へと進んでいくのが王道でしょう。
しかし、上記の工程の通り、キャンバスパズルは内側を先に完成させる必要があるのです!



実はかなり難易度が高いのでは??
パズルのAピース(内側)
1日目(作業時間:1時間30分)
Aピースから組んでいくので、まずは使わないBピース、Cピースを弾く作業から始めました。


BピースとCピースを合わせると126枚あるので、数えながら取り除き、それらはAピースの組み立てが完了するまでは箱に封印。


Aピースだけとなった机の上。
ジグソーパズルと違って、端から攻める方法が使えないので、絵の中で一際目立つ赤い点との部分から着手しました。



角が無いので、どこから手を付けるか迷う‥‥


赤いピースをはめると‥‥、パチッという音が鳴りました。
プラスチック製なので、ピースどうしがカッチリはまります。
そのため、製作途中にピースが外れてしまったり、場所がズレてしまったりという、ジグソーパズルでよくあるストレスから解放されました!



場所によっては、ピースをはめるのに力が必要なこともありました。
でも、その分ピースの接続は強固です。
この日はパズルの特徴を実感して作業は終了しました。
2日目(作業時間:3時間)
序盤に赤いテントや手がかりの多いキャラクター部分が作り終わってしまい、早速苦戦‥‥。



次はどこに手を付ければいいんだろう‥‥。
今までのジグソーパズルの進め方が通用しないので困惑するゆう。
その間、れいは パチッ 、 パチッ 、と気持ちの良い音と共に月の部分を作っています。
というのも、ゆうが見ているお手本は完成したときの絵だけが描かれていますが、れいが見ていたのは、パズルの外箱に描かれているピースの形付きの絵!


ピースの形を頼りに、れいは月という無地部分を着々と仕上げました。



もはやチートです。
上下左右すべてが凸や凹のような特殊ピースの場合、速攻で場所が割り出せます。
チートを使い続けて3時間後。ようやく月が完成。


3日目(作業時間:2時間30分)
この日のゆうは、下部の草花や中央付近の木の幹を完成させました。
れいは、右の紺色の無地部分。もちろんチート箱を見ながらです。



無地部分を担当してくれたのはありがたいけど、チート箱に頼り切っている我が夫‥‥。


4日目(作業時間:1時間)
ここからは二人で協力して、絵の左上部分に着手。



なんだかんだ言っても線や色の組み合わせが手掛かりとなりました。



自分はチート箱を使っているのに対し、きちんと1ピース1ピースの断片的な絵に向き合っている我が妻。


5日目序盤(作業時間:1時間半)
4日目の続きとして、左上の木を完成させました。





残りは青い無地パーツのみだね‥‥。



‥‥‥(アプリケーションは応答していません)
5日目中盤(作業時間:1時間)
ここからが最後の関門です。
まずはれいがチート箱を使って、特殊ピースの場所を特定していきます。


上の写真からもわかるように、このムーミンのキャンバスパズルは特殊ピースの割合が高いです。
チート箱と組み合わせることで、初心者でもパズル攻略がしやすくなっています。
その後ゆうが、若干の色の濃淡や、既に場所が特定されたピースの形を手掛かりに、残りのピースを埋めて‥‥
Aピース部分が完成しました!


ゆうへの誕生日プレゼントの1つとして贈られたものでしたが、2人でやらないと、ここまで完成できなかったと思います。



チート箱様にも感謝。
パズルのBピースとCピース(外枠)
Aピースが完成して少し休憩をした後、次はBピース(角ピース)をはめました。
4つしかないので、簡単です。


次に、Cピース(辺ピース)ですが、122枚すべての凸凹が同じ形で同じ大きさ。
絵だけを見てはめようとすると、ほぼ100%間違ってはめてしまいます。
ただ、Cピースには1から126までの番号が、Bピースも含めて振られているため、番号を確認しながら組めば大丈夫です。


この裏面は下の写真のようになっています。
溝と突起が特徴的です。これらは次の工程で活用します。


レール部分
説明書に従い、レール連結パーツを使って、10本のレールを4本に繋げました。
長いレール2本と短いレール2本なので、それぞれをパズルの裏面の溝や突起に合うようにはめ込み‥‥。



ん??



あれ??
簡単にはハマってくれません。
一度レールを取り出そうとするのにも力を要します。
レール連結パーツが金属製で、レール自体もそれなりの重さになっているので、ご家族で作成する場合もこの工程は大人がやったほうが良いでしょう。
大人の力を使って、4本のレールを各辺の溝と突起に合うようにはめ込みました。


立体化
いよいよ立体化です。
Bピース(角ピース)を溝から折り曲げて、ピースのツメ部分をレールの溝にカチッと折りこみます。



レールの溝に折りこむの難しい‥‥。
指が痛い。
Bピースを折りこんだら、お次はCピース(辺ピース)。
こちらもカチッと音がするまで折り込みます。



この作業も力を要するので、大人が行うことを推奨します。


. この作業を外周126ピース分だけ行い、ついに完成。
レールに折りこんでいるため、横から見てもしっかりとした厚みがあります。





すごい! 本当に別売のフレームが不要だった!



ちょっとの衝撃では崩れなさそうだね。
キャンバスパズルのメリット・デメリット
実際に組み立ててみてわかった、キャンバスパズルを選ぶメリットとデメリットについて、まとめておきます。
メリット
メリットは以下の5点です。
- ピースどうしのパチッとはまる感覚が気持ち良い。
- ピースどうしの繋がりが強く、組んでいるときを含めて壊れづらい。
- 完成図でピースの形がわかるため、初心者でも安心。
- 上下左右が全て凸や凹などの特殊ピースの割合が高く、組む際のヒントになりやすい。
- 完成品を横から見ると、厚みがあるため、高級感がある。
完成図はピースの形がわかる絵と、そこまで細かく描かれていない絵の2種類があるため、難易度を選べるところも良いですね。



私は細かく描かれていない絵を見て、最後までやったよ。



自分はピースの形がわかる絵(チート箱)を見て、無地部分を担当しました。
デメリット
キャンバスパズル特有のデメリットもありました。
- レールやピースの折り込みに大きな力を要する。
- (角から組み立てられないため、難易度が高い。)
- (価格が高い。)
大きなデメリットは、力を要するという点1つだけです。
角から組み立てられないのは、最初の取っ掛かりが無い点でやりづらさを感じる方もいるかな……と。
価格に関しては、紙のジグソーパズルに関してもフレーム代を考えれば、結果的に同じくらいになるので、見た目的に高いということです。



フレームを店舗で買うと、持って帰るのも大変。
その点、キャンバスパズルのほうが持ち運びも楽です。
まとめ
今回いきなりキャンバスパズル最大難度の1126ピースに挑戦したので、時間はかかってしまいましたが、完成の喜びはひとしおでした。
ピースを組んでいる時はストレスフリーで、別途フレーム代もかかりません。
完成後は、側面までしっかりした、色彩鮮やかなパネルを部屋に飾れるので、コスパの良さを感じました。
夫婦時間、家族時間を楽しむうえでいかがでしょうか?
こたつの上でも組み立てられるので、あたたかいお家時間を楽しめますよ。
さらに難易度の高いキャンバスパズルもあります。


コメント
コメント一覧 (2件)
父が挑戦したのですが、最後の立体化する組み立てがうまくいかなくて、ネットで検索したら中山さんのこの記事が出てきました。完成までの工程の詳細が丁寧に書いてあって、写真もあって、すごく助かりました!(縁に入れ込むことがよく分かっていなかったんです。)おかげできれいに仕上がりました。ありがとうございました~。
まるさん
嬉しいコメントありがとうございます!
自分たちも最初に取り組んだときは、縁に入れ込む作業に苦労しました‥‥。
力が必要で難しいですよね。
ご参考になったようで良かったです!
読んでいただき、ありがとうございました。
れい