JR東京駅丸の内北口から徒歩1分という場所にある大型書店、丸善丸の内本店。
その3階には「知」に触れながら上質なひとときを過ごすことができるラウンジがあります。
その名も「Personal Lounge 丸善の三階」。
1ヶ月に一度は丸善丸の内本店で買い物をする中山夫婦が、丸善の三階を徹底レビューします。
丸善の三階がどのような有料ラウンジか気になっている人は必見。
この記事を読めば、あなたも丸善の三階を安心して利用することができるようになりますよ!
Personal Lounge 丸善の三階とは
最近話題の「丸善の三階」、一体どのような場所なのでしょうか?
丸善丸の内本店の3階にあるラウンジ
「丸善の三階」は丸善丸の内本店に2022年12月、オープンしました。
名前は、明治時代、丸善日本橋店にあったサロン「丸善の二階」に由来しています。
様々な人に「知」のライブラリーを提供できるように、という思いが込められており、会員登録などの手続きや予約は不要で利用できます。
丸善丸の内本店に書籍を買いに行ったついでに利用できます。
料金は時間制
料金は利用時間によって変わります。
利用時間 | スタンダード(大人) | キッズ(子ども) |
60分 | 1,650円 | 770円 |
延長30分 | 825円 | 385円 |
1日 | 4,400円 | 1,760円 |
といった料金体系。
キッズは未就学児で、3歳未満の子どもは無料です。
月額プランというものもあり、こちらは1ヶ月で22,000円。
月額利用を希望する場合は、手続きが必要なため、公式ホームページで確認してください。
合計3時間以上利用するなら、1日プランの方がお得になる料金ですね。
席は5種類、48席
席は全部で48席ですが、全てが同じ席ではなく、5種類に分かれています。
Thinkエリア:三方を囲われた、パーソナルな座席(8席)
Relaxエリア:景観を望む窓際のリラックスチェア(14席)
Workエリア:PC作業などに適したビッグテーブルと壁向きの座席(13席)
ベンチシート:フロア全体を見渡せる、視野に広がりのある座席(5席)
複数人掛け:休日の家族連れのニーズなどを想定した座席(8席)
席の説明は、丸善ジュンク堂書店のコーポレートサイトより引用しました。
個性ある席づくりがされているので、利用する目的に合わせて席を選ぶことが可能です。
どの席も一度座ってみたい!
Relaxエリアは東京駅舎や行き交う電車を見られます。
予約は不可
丸善の三階は利用予約ができません。
どうしても使いたい席が決まっている場合は、早めに入店することをおすすめします。
気になる混雑状況は、公式のLINE、ホームページで確認することができます。
作業や仕事ができる広々とした机が特長のWorkエリアは人気。
早めの時間でも埋まりやすい傾向にあります。
支払方法はキャッシュレスのみ
利用料金の支払いはキャッシュレス決済のみなので、注意が必要です。
使える支払方法も、
- クレジットカード
- デビッドカード
- QUOカード
- iD
のみなので、普段キャッシュレス決済派の人も注意してください。
利用料金は退室時に精算します。
PayPayや楽天ペイなどがこれだけ普及しているのに使えないなんて……。
少し不便です。
持ち込みできるもの
購入済みの書籍は持ち込み可能、未精算の書籍は持ち込み不可です。
持ち込みたい書籍はお会計を済ませてから入室しましょう。
丸善で買ったばかりの書籍を丸善の三階で楽しむのは至福のひとときです。
作業をするためのアメニティ、ドリンクコーナーも充実
ドリンクは飲み放題。
ドリンクの種類も、コーヒー、紅茶、緑茶と各種取り揃えられています。
また、無料Wi-Fi完備、全ての座席に電源があり、充電ケーブルの貸出しサービスもあって至れり尽くせり。
仕事や作業をする人も、読書をする人も快適に過ごせる環境が整えられています。
しっかろと落ち着いて作業したいから、座席に電源があったり、ドリンクが飲めたりするのはありがたい!
カフェのデリバリーも一部可能
丸善丸の内本店の3階にあるカフェ、「Cafe 1869」のメニューも一部デリバリー可能。
名物のホットサンドだけでなく、早矢仕ライス、アルコールまでオーダーできる驚きのサービスです。
一部メニューなので、全てのメニューが食べられるわけではないけれど、ご飯の時間をまたいで長時間作業する人には嬉しいサービス。
ライブラリーも楽しみの1つ
書店員さんがテーマに沿って選び抜いたこだわりの書籍や雑誌を閲覧できるライブラリーコーナーも楽しめます。
普段、自分では選ばないような本との出会いも生まれるでしょう。
ゆうが持っている本もあったし、普段書店に行ってもなかなか見ない本や雑誌がたくさん。
丸善の三階でゆっくりライブラリーの本や雑誌を読むのもいいですね。
丸善の三階を徹底レビュー
実際に丸善の三階を利用して、丸善の三階がどのような場所なのかをご紹介していきます。
利用開始手続き
入室すると、料金やアメニティの説明があり、利用開始時間が書かれた利用証を渡してもらい、利用開始。
持込み商品の確認は、朝の開店と同時の入室だったからか、ありませんでした。
スタッフの方が親切丁寧に説明してくれるので、初めての方も安心。
入口の受付に常駐してくれているので、分からないことがあったら迷わず聞きましょう。
利用した席
丸善丸の内本店の開店と同時に入室したため、先客がおらず席は選び放題。
どの席もコンセプトがあり魅力的でしたが、今回はじっくりと広い机で作業をしたかったので、Workエリアへ。
パーソナルスペースがしっかり区切られている、壁向きの座席をチョイスしました。
利用時間中に席を移動することができるので、別エリアの席で気分転換もできます。
ラウンジ内の雰囲気
客層は20代~70代くらいの方々で男女比は半々といったところ。
平日の昼間ということもあり、大人が多かったです。
驚いたのが、利用開始時刻である9時を15分ほど過ぎた時点で10人前後入室したこと。
オープンから1年ちょっと、人気のワークスペースになっているようです。
ラウンジ内はとても静かです。
BGMも落ち着いたジャズが流れていました。
静かなので、電車の音、コーヒーマシンの音が少し目立ちます。
ドリンクコーナー、アメニティの使いやすさ
ドリンクもアメニティも全てセルフサービス。
ドリンクコーナーは、ホット、アイスともに種類が豊富。
コーヒー、紅茶類だけでなく、ジュースやウーロン茶、レモンウォーターまで揃っている充実ぶり。
一口サイズでちょこっとつまめるお菓子もありました。
席の電源は、プラグを差すタイプとUSBケーブルを差せるタイプの2種類。
これが各座席に備え付けられているのだから驚きです。
貸出ししてもらえる物品は、耳栓や膝掛け、充電コード、デスクライトまで多岐にわたります。
作業、仕事をする人にとっては本当にありがたいサービスだし、ドリンクコーナーも充実しているので、つい長居をしたくなります。
デリバリーサービスを使ってみた
デリバリーのオーダーは受付で行います。
デリバリーサービスは料金を前払いするシステムなので、スマホやお財布を持って行きましょう。
提供時間は10~15分ほど。
Cafe 1869でホットサンドをオーダーした時の待ち時間とあまり変わらない印象です。
周りのお客さんもお菓子をポリポリ食べているので、食べづらさはそんなにありませんでした。
食べ終えた食器や容器はドリンクコーナーにある返却台に戻せばOKです。
ちなみにメニューは以下のようなラインナップ。
Cafe 1869の店員さんが自席まで運んできてくれるのが助かる!
気になるトイレ問題
トイレは丸善の三階のラウンジの中にはないので、丸善のトイレを使います。
丸善の三階とトイレは離れた位置関係にあるので、不便といえば不便。
ロッカーもないので、トイレで席を立つときは、貴重品の管理に気を付けましょう。
カバンやパソコンを席に置いて長時間席を離れる人もいるけれど、それは自己責任で判断してください。
貴重品と利用証は必ず携帯してくださいね!
料金を支払って退店
料金の精算は退室時。
支払方法はキャッシュレス決済のみでした。
精算したら、利用証や借りたアメニティを返却して退室です。
決済方法がもっと増えれば言うことなし!
ライブラリーのラインナップ
テーマに沿った本や雑誌がずらり。
見たことのある本、読んだことのある本もあれば、一体どこに売っているのかと思うような本も。
雑誌も、幅広いジャンルで選ばれて陳列されているので、目で楽しむこともできます。
作業の休憩時間に手にとってパラパラ眺めているだけでもいい気分転換になりました。
気になった本があれば、帰りに丸善で探すこともできます。
※モーニングサービスもある
9時~11時の間に入室すると、モーニングプレートを食べることができます。
ラウンジ料金1時間分で楽しめます。
その代わり、モーニングプランの利用1時間分だけは割引対象外です。
スタッフの方に聞いたところ、「期間は決まっていないので、当面はやっています」とのこと。
朝、利用する方はぜひモーニングプランもお試しあれ。
期間限定、というわけではないようですが、心配な方は事前にお問い合わせをしてください。
まとめ:じっくり腰を据えて作業するのにぴったり
いかがでしたか?
月に一度は丸善丸の内本店を利用する中山夫婦が、丸善丸の内本店のラウンジ、「Personal Lounge 丸善の三階」について解説しました。
静かで、ドリンクもアメニティも充実しているので、集中してじっくり作業や仕事をしたい人にぴったりです。
有料ではありますが、利用料金以上の価値が、あの静かな空間にはあると感じています。
ぜひ一度足を運んで、ゆったりとした「知」のライブラリーを体感してみてください!
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