【徹底比較】0.3mmシャープペンシル 無印良品 vs ドクターグリップ vs クルトガ【使ってみた】

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0.3㎜シャープペンシル徹底比較 アイキャッチ

 精密な書き心地を求める方々にとって、0.3mmシャープペンシルは欠かせないアイテム。

 しかし、市場には多種多様な0.3mmシャープペンシルが存在し、どれを選ぶべきか迷ってしまうことも多いでしょう。

 この記事では、人気の高い3つのブランド、無印良品、ドクターグリップ、クルトガの0.3mmシャープペンシルを徹底比較しました。

 各製品のデザイン、機能性、書き心地、コストパフォーマンスなどを分析し、読者の皆さんが最適なシャーペンを選べるように解説します!

目次

無印良品の0.3mmシャープペンシル

 まずは、無印良品のシャープペンシルについて。

製品概要

無印良品のシャープペンシル
無印良品のシャープペンシル

 無印良品が出す、低重心設計のシャープペンシル。

 コストパフォーマンスを追究しています。

 このデザインで、なんとお値段 590円

れい

この見た目で590円は驚き!
もっと高いかと思いました。

デザインと機能性

 シンプルなデザインでありながら、中に入っている芯の硬さを確認できる窓付き

無印良品のシャープペンシル 芯確認用窓
無印良品のシャープペンシル 芯確認用窓

 低重心なので、安定した筆記を実現しています。

 手がすべらないように、金属に細かい凹凸を入れたローレット加工も施されていて、しっかり握ることができます

ゆう

安定感が抜群。
低重心のシャープペンシルはほぼ初めて使ったけど、いい書き心地。

書き心地と耐久性

 低重心で重たい設計のため、安定した書き心地です。

 ノック音が静かなのも特徴。

 細めのボディで重たいので、筆圧が強くペンを握り込んでしまう人は疲れてしまうと感じるかもしれません。

ゆう

グリップ部分が金属のため、金属特有の匂いが若干気になる気がします。

 デフォルトで入っている芯は無印良品のものなのか、脆いです。

 書いていてすぐ折れますし、筆圧に耐えきれず崩れてしまうことも。

 芯は違う文房具メーカーのものに変えたほうがより安定した書き心地になりそうです。

 芯の詰まりについては、3日ほど使っていますが、特にそのような事象はなく使えています。

れい

書き心地はいいだけに、芯の脆さが惜しい……。

ドクターグリップの0.3mmシャープペンシル

 次に、ロングセラー商品、パイロットのドクターグリップを紹介します。

製品概要

ドクターグリップ
ドクターグリップ

 言わずと知れたパイロットの製品

 1992年に発売した初代ドクターグリップのモデルを受け継ぎ、疲れにくい筆記を実現させています。

 細かい字をきれいに書きたいという学生に向けて開発された製品です。

 お値段は550円。

 昨今の筆記具市場を鑑みると、お値段は抑えめになっている印象。

ゆう

お手頃価格なのは嬉しいポイント。

グリップの特徴と快適性

グリップ部分
グリップ部分

 グリップはシリコンラバー。

 金属のローレット加工とは違う持ちやすさで、紙面や机にペン先が当たる時の衝撃も吸収してくれる柔らかさがあります。

 首から肩、腕にかけて負担をかけないことを目指して開発された太軸は、持ちやすく書きやすい設計

 いつまでも快適に筆記ができます。

れい

1992年からこんなに書きやすい設計がされていたなんて。
さすが大手筆記具メーカーのパイロットですね。

書き味とバランス

 振ることで芯が出てくる機構を備えたドクターグリップ

 その機構を実現するために入っている金属の筒の重さにより、重心が少し下に位置しています。

 そのため、書き味は安定していて、筆記中のバランスも取りやすいように感じます。

 計算された軸の太さは体に負担をかけないため、疲れにくく、文字をたくさん書く人に向いています

 ボディの重さは比較的軽く、無印良品のシャープペンシルとクルトガの中間。

 特筆した書き味ではないものの、安定性とバランスの良さはさすがロングセラーといったところ。

 ノック音はシャカシャカとした音です。

ゆう

安定した書き味で、長く筆記を続けても疲れない設計。
ボディの重さと太さもバランスがいいように感じました。

クルトガの0.3mmシャープペンシル

 最後はクルトガを紹介します。

 製品概要

クルトガ
クルトガ

 三菱鉛筆の製品。

 芯を回すことで、均一に摩耗させ、細い文字を書き続けることを実現させた「クルトガエンジン」を搭載。

 芯の先がいつでも尖っている状態を保ちます。

 お値段はなんと500円でおつりがくる、495円

れい

面白い機構を備えつつ、500円をきる価格設定なのはすごい!

回転芯メカニズムの解説

クルトガ内部
クルトガ内部

 クルトガシリーズに搭載されている「クルトガエンジン」は、機構内部にある3つのギアが特徴

 芯に直結しているギアが、文字を書く時の筆圧に連動して上下に動きます。

 他のギアと噛み合うことで、書くたびに芯とギアが少しずつ回転する仕組みです。

ゆう

この、書きながら芯が回って尖り続ける仕組みが最初に出た時の驚きは今でも覚えています。

独特な書き味と利便性

 芯を回転させる「クルトガエンジン」の動きにより、書き味はとても独特。

 一画一画書くたびに、芯が上下動するため、ふわふわした書き味です。

 その書き味に慣れることができるか、合うかが大事

 しかし、芯が回転することで、均一に摩耗し、尖り続けるという点は画期的

 いつでも細い線で字を書くことができます。

れい

利便性は高いと感じますが、書き味については、人を選ぶかなぁという印象です。

各シャープペンシルの比較

 それぞれのシャープペンシルを比較してみましょう。

書き心地の比較

 こちらが書き比べをしたメモ用紙です。

3つのシャープペンシルの書き味比較
3つのシャープペンシルの書き味比較

 紙はどんな筆記具でも書きやすいMDペーパーを使用しました。

 やはり、いつでも芯が尖った状態をキープしているクルトガの線の細さは頭一つ抜けています

 書き心地については、無印良品のシャープペンシルはずっしりと安定感があります。

 パイロットのドクターグリップは軽すぎず重すぎず、安定感はありつつバランスも追究されています。

 クルトガは独特の浮遊感ある書き心地で、ボディも軽いため、よりサラサラと軽やかに書ける印象です。

ゆう

改めて比較してみると、本当に三者三様の書き心地が鮮明でびっくり!

価格とコストパフォーマンス

比較した3本のシャープペンシル
比較した3本のシャープペンシル

 価格はそれぞれ、

 無印良品のシャープペンシルが、590円

 パイロットのドクターグリップが、550円

 三菱鉛筆のクルトガが、495円

 と、どのシャープペンシルも価格は比較的抑えめ。

 3本それぞれ違った良さがあり、相応の価格だと感じました。

 そのためコストパフォーマンスに順位をつけるのは難しいです。

 しかし、0.3mmのシャープペンシルを使ってみたいと迷っている人にはドクターグリップをおすすめします。

 それだけ、書き味や握り心地についてとにかくバランスが取れていると感じられたからです。

 特殊な構造や特筆すべき最先端の技術が搭載されているわけではないものの、シンプルでバランスの良い、ユーザーファーストな書き味が実現されているのがドクターグリップです。

ゆう

1991年の発売から30年超、研究と改良が重ねられたロングセラー商品なだけあります。
私はドクターグリップの書き味が一番好きでした。

おすすめの選び方

それぞれのシャープペンシルの長所と短所

 それぞれのシャープペンシルには長所と短所があります。

 無印良品は、

  • 低重心でしっかりグリップできる
  • グリップ部分の金属の匂いが気になる
  • ボディの細さと重さのバランスが少々疲れやすい

 ドクターグリップは、

  • グリップ部分がシリコンで金属や樹脂より柔らか
  • ボディの細さと重さのバランスが良いので握りやすく書き続けやすい
  • グリップはシリコンとはいえ、プニプニした柔らかさはない
  • 特筆すべき最新の機能はない
  • デザインは1992年発売のモデルを受け継いでいるため、人によっては古いと感じるかもしれない

 クルトガは、

  • 書いているだけで芯が尖り続けるという機能は画期的
  • いつでも細い線で字を書くことができる
  • 芯を尖らせる「クルトガエンジン」による独特の書き味が人を選ぶ
  • グリップ部分は樹脂なので柔らかくはない

 このように、3本とも、長所と短所があるので、皆さんが重視するポイントで選んでみてください。

まとめ

 どのシャープペンシルもそれぞれ特徴があり、長所もあれば短所もあります。

 しかし、今回紹介した無印良品、ドクターグリップ、クルトガの3本はどれも比較的書きやすく、どれを選んでも快適な筆記はできます。

 クルトガだけは書き味が特殊なので要注意ですが、あとはグリップ部分の材質やデザインの好みで選んでもいいでしょう。

 今回の記事が、快適な筆記のお手伝いになれば幸いです。

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