山梨県立美術館へのアクセスガイド:最寄りバス停からの歩きと魅力の探求

山梨県立美術館アクセス 

 山梨県立美術館への訪問を計画している皆さんに注意!

 公共交通機関で行く場合、しっかりと旅行の行程を練らないと空白の時間ができてしまうことになります。

 実際に美術館を訪れて、旅行に20分の空白の時間を作ってしまった中山夫婦が、次に訪れるときのために反省点を記事にしました。

 公共交通機関を利用して山梨県立美術館に行くための方法だけでなく、実際に見て感じた山梨県立美術館の魅力も説明しています!

目次

最寄りのバス停から山梨県美術館へのアクセス

 では、実際に山梨県立美術館へ行く時にはどんなルートがあるのでしょうか?

第一候補:バス停「山梨県立美術館」

 山梨県立美術館のバス路線は甲府駅のバスターミナルの1番乗り場から出ています。
  最も便利なバス停は、美術館の公式HPも認める山梨交通の「山梨県立美術館」

 御勅使みだい行き、竜王駅経由敷島営業所行き、大草経由韮崎駅行き、貢川くがわ団地行きのバスのどれかにのバスに乗ればOK!

ゆう

4つの行先で美術館のバス停を通るなら、本数も結構あるのでは?

 その心の油断が旅行のトラブルに‥‥。
 実際にこの4つの行先で、甲府駅発の時刻表をまとめて提示すると、以下の通りです。

甲府駅→山梨県立美術館のバス(甲府駅の時刻表)
平日土曜・日曜・祝日
61616
750
815,20,36,5520,36,55
94040
104010,40
1106,2006,20,35
123131,45
1321,5021,50
142121
1500,2100,21
1605,4105,41
1705,11,4005,11,40
1810,2110,21

 これらのバスに乗ることができれば、バス停「山梨県立美術館」まではたったの15分(290円)。
 バス停から美術館の入口までは徒歩1分で着けます。

れい

自分たちの旅行は平日で、11時開店の甲府駅近くのほうとう屋さんで昼食をとったため、11:20には乗れず、12:31まで待つはめに‥‥。

第二候補:バス停「富竹」

 我々のように、乗りたい時間に山梨県立美術館に停まるバスがないという方は、 違う路線のバス停「富竹」を利用する手もあります。 

 「富竹」に停まるバスも甲府駅南口バスターミナルの1番乗り場から出ており、小笠原車庫行き、小笠原下仲町行き、フォレストモール行き、鰍沢営業所行きに乗ることでたどり着けます。

ゆう

4つの行先で美術館のバス停を通るなら、本数も結構あるのでは?(2回目)

 こちらはさらに本数が少ないので注意が必要です。

甲府駅→富竹のバス(甲府駅の時刻表)
平日土曜・日曜・祝日
708,13,45
805,20,25,4005,20,40
900,10,20,4520,45
103030
1130,4530,45
123030
1330
144545
153030
1630
1715,20,4015,20
1800,05,3000,05,30
1900,10,30,4500,10,30
2000
2100
2200

 甲府駅から富竹までは12分ほど(220円)

 あくまで補助的に考えておくのが良いでしょう。

れい

「山梨県立美術館」に直接行けるバスには乗れなかったので、こちらの11:45発に乗りました。

バス停「富竹」経由のデメリット

 バス停「富竹」から美術館までのルートは以下の通り。

 住宅が立ち並ぶ狭い路地を、15分ほど歩いていきます。

 田んぼや畑など、のどかな景色が広がっていて、甲府駅前とは違った山あいの町という風情があります。

 道が入り組んでいるため、歩く時に地図やGoogle Mapを活用して確認しながら歩きましょう。

 地図を読むのが苦手な人や、歩くのが辛いという人は最大1時間ほど待ってでも「山梨県立美術館」に停まるバスに乗った方がいいかもしれません。

バス停「富竹」経由のメリット

 バス停「富竹」から歩く場合には、風情ある山あいの町を味わえる以外にもメリットがあります。

 それは美術館の入り口

 山梨県立美術館には芝生広場やバラ園があり、芸術の森公園として運営されています。

 そのため、芸術の庭を散策して気持ちを高めたうえで、メインである美術館に入館できます。

 公園内も美術館の建物が見えているため、安心して公園内を巡ってください。

ゆう

富士山が見えるのも、さすが山梨!

山梨県立美術館の魅力

 さぁ、山梨県立美術館に到着しました。
 山梨県立美術館にはどのような魅力であるのでしょうか?

コレクションの見どころ

 山梨県立美術館は「ミレーの美術館」として知られています。

 現在ではミレーの作品だけでなく、ミレーに代表されるバルビゾン派の作品と、山梨県ゆかりの作品をなんと約1万点所蔵

 1年に4回、季節に合わせて展示作品の入れ替えもしているようです。

れい

特別展も魅力的!
我々のときはテルマエ展をやっていました。 

 ただ、見どころとしてはやはりミレーでしょう。

 中でもバルビゾン村で生きる農民の姿をいきいきと描いた『種をまく人』、『落ち穂拾い、夏』は必見。 

 フランスのフォンテーヌブローの森と隣接したバルビゾン村の自然、そこに生きる人々を描くミレーやコローといったバルビゾン派の画家のコレクションは自然豊かな山梨県にピッタリです。

 バルビゾン派以前の風景画や、バルビゾン派の後に輝きを残すことになる印香派のさきがけ、写実主義画家作品も展示されています。

 印象派の画家たちと親交があった、クールベの「嵐の海」は、クールベの破天荒な人生や、印象派がもたらす芸術の激しいうねりや波を象徴するようです。

 自然や農民の姿を描く バルビゾン派の作品が中心なので、 作品にあたたかさが感じられ、ホッとできます。

アートと自然調和する美術館

 山梨県立美術館はアートと自然が調和した美術館です。

 なんと美術館の建物内、展示室と展示室の間に富士山を見ることができるフォトスポットがあります。

 また、四季折々の自然に囲まれた芸術の森公園にはヘンリームーアや岡本太郎の彫刻が展示。

 美しく手入れされている良い香りの芝生や、木々のざわめきが山梨の持つ自然の豊かさを感じさせます。

 その自然の中に溶け込むように配置された彫刻は、まさにアートと自然が調和した山梨県立美術館の見どころの1つ と言えるでしょう。

れい

富竹からの往路、美術館、芸術の森公園で歩きまくったことで、肌で山梨を感じられました。 

まとめ

 いかがでしたか?

 アートと自然が調和する山梨県立美術館は、山梨県に旅したらぜひ訪れたい場所の1つです。

  今回は甲府駅から山梨県立美術館のバスを使ったアクセス方法をご紹介しました。

  バスの本数が少ないという難点はありますが、近くのバス停から歩くこともできるので、 のんびりした風景を味わいながら、ミレーに思いをはせてみてください。

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