家事は主婦がやるもの。
まして、専業主婦なんだから‥‥。
と考えている男性の皆様、時代は令和です!
専業主婦は立派な仕事であり、献身的な奥様ほどその労働時間は長く、ブラックな仕事となっています。
20代で子なしで生きていくことを選択し、30代になった現在も夫婦仲良く暮らしている中山夫婦の夫・れいが、専業主婦に休みの日を作る必要性を解説!
我が家は毎週日曜日が夫の家事デーとなっています。
相手のためだけでなく、自分のためにもなる習慣なので、この記事を読んで今週から実践してみましょう!
家事の偏り
夫婦間のトラブルとして、よく耳にするのが「家事の偏り」。
なぜトラブルの原因となっているのでしょうか?
男性の家事時間が増えていない
令和2年に行われた内閣府男女共同参画局の調査には、「男女別に見た家事・育児・介護時間と仕事等時間の推移」という資料があり、以下のようなグラフが載っています。

(男女共同参画局のサイトより引用)
少々データは古いものの、若い女性の家事にかける時間が時代とともに減ってきていることがわかります。
それに対し、男性の家事にかける時間はほとんど増えておらず、依然女性側の負担が大きいのが現状です。
特に共働きの場合には、同じような労働時間に対して、家事の時間が不平等なら当然トラブルの元でしょう。

家事は女性の仕事という考えが残っている
ではなぜ男性の家事にかける時間は増えないのか?
それは昔ながらの「家事は女性の仕事」という考えが残っているからでしょう。

現在の20代,30代にしても、多くの父親が母親に家事を押し付けていたことを見て育ったため、少なからず影響されているはずです。
この考え方を現在の男性たちが払拭していかない限りは、夫婦平等で気持ちの良い関係はなかなか作れません。
夫は1日家事デーを作ろう
家事の偏りに起因するトラブルを失くすため、今回中山れいが提案するのは、夫の1日家事デーを作ること。
最低限の家事からでも始められ、様々なメリットのある週課です。
夫の1日家事デーの実際
我が家では、毎週日曜日にれいが全ての家事を行い、専業主婦であるゆうに休日を過ごしてもらっています。
すべての家事と言っても、特別なことをする必要はなく、具体的には次のような内容を行っています。
- 朝食:食パン2人分焼き、目玉焼きを作るだけ。皿洗いは食洗機にて。
- 午前:クイックルワイパーで床掃除。洗濯。
- 昼食:麺類を茹でる。
- 入浴後:お風呂洗い。日によっては流すだけの事も。
- 夕食:肉を焼いたり、中華の素で炒めたり。パックサラダとインスタント味噌汁で定食化。皿洗いは食洗機にて。
- 夕食後:洗濯物の片付け。
何かを特別な家事をする必要はありません。
いつも任せがちになってしまっている家事を、1日すべて請け負うだけです。

ここで「えー」と思った方は、それだけの家事を奥さんにやらせているということです。その負担を体感すべく、一度やってみましょう。
実施するにあたって、妻に家事を休んでもらおうという気持ちが大切です。
特別なご馳走を作る必要はありませんが、お湯注ぐだけ、レンジでチンするだけ、またはお金がかかり過ぎるメニューはNG。
それらの条件を満たす中では、茹でた後に出来合いのソースをかけるだけの麺類がオススメです!
夫婦仲が良くなる
夫の1日家事デーを週に1回設定することで、奥様は間違いなく嬉しい気持ちになるはずです。
また、夫側としては家事の大変さを知ることで、この1日に限らず日常的に家事を分担していこうという気になっていきます。
このように、お互いに対する感謝の気持ちが芽生えるため、今後何十年と一緒に暮らしていく夫婦の仲の良好化に繋がるでしょう。


専業主婦には特に効果あり
奥様が専業主婦の場合は、夫婦仲の良好化に特に効果的です。
なぜなら、働きに出ていれば家か外かでオン・オフがあるものの、専業主婦だと基本家にいるため、家事を毎日やっているというオンの感覚になりがちです。


そこで、夫の週休2日を1日返上し、夫婦で週休1日にしましょう。
そうすることで、数字上平等に見えますし、先述の通り家事の大変さを経験することで、妻を労る気持ちが週を重ねるごとに増していきます。
家事スキルアップ
自分の親を見ていて思うのが、妻に先立たれたら生きていけるのか問題。
我が家のような子なし夫婦であれば、一人で生きていくことになるでしょうし、子どもがいたとしても子どもに迷惑をかけたくないと考える方も多いでしょう。
しかし、男性も働いているときから家事をすることで、一人で生きていく力がついていき、妻にもしものことがあっても生活していくことができます。
自分の世話は自分でできるように、今から準備を進めましょう。


実際以上の効果がある
夫の1日家事デーを始めて家事を積極的に取り組むようになると、女性どうしの会話の中で相対的に価値が上がっていきます。


依然家事をやっている男性が少ないのが現状。
家事をしない夫を持つご家庭では、そのことが愚痴となって会話のネタとなりがちです。
それを聞いた自分の奥様は、表面上は「うちもだよー」と返しつつも、内心「うちの夫当たり!」と感謝の気持ちを増幅させてくれるはず。



我が家の場合、自分が家事をすることで、妻の母からの評価が上がっているようです。。
まとめ:週1回の通常家事を続けよう
家事は一生続く夫婦のお仕事です。
男性サイドとしては「手伝う」ではなく、「一緒にやる」という気持ちで毎日を過ごすべき。
ただ、これまで奥様に任せっぱなしにしてしまった、奥様の方が比重が大きいという思いがあるのなら、是非夫の1日家事デーを継続して行っていきましょう!
お互いに感謝の気持ちが芽生え、夫婦仲が良くなっていくこと間違いなしです!
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