100年以上の歴史を誇る東京ステーションホテル。
その中でも2階建ての高級客室「メゾネットツイン」は、どんなお部屋なのでしょうか?
東京ステーションホテルに年2回宿泊している中山夫婦が、メゾネットツインに実際に泊まった様子を細かく記事にしています。
同時に、プランの中に入っていたアトリウムというラウンジでの朝食についても解説!
この記事を読むことで、東京ステーションホテルのメゾネットツインの快適さや、お得な朝食付きプランについて知ることができます。
- 実質半額で泊まれた理由
- メゾネットツインの高級感あふれる部屋の様子
- ビュッフェスタイルの朝食
- どの客室タイプでも共通のサービス
1泊10万円以上のお部屋に泊まれた理由
東京ステーションホテルは年2回宿泊
我々中山夫婦は、東京ステーションホテルで節目の日を迎えることにしています。
以下の時期に計8回宿泊しました。(1年に2回のペース)
2017.7 | プロポーズ(ドームサイド1泊) |
2018.4 | ステーションホテルで結婚式(メゾネット2泊) |
2018.10 | 結婚1周年記念(パレスサイド1泊) |
2019.4 | 挙式1周年無料ご招待(メゾネット1泊) |
2019.10 | 結婚2周年記念(ドームサイド1泊) |
2020.10 | 結婚3周年記念(ドームサイド1泊) (挙式2周年ご優待を、社会情勢により4月から変更) |
2021.4 | 挙式3周年ご優待(ドームサイド1泊) |
2021.10 | 結婚4周年記念(メゾネット1泊) |
結婚式では、ゆうが花嫁支度をするブライズルームとして、メゾネットでの宿泊がプランに入っていました。
また、挙式1周年無料ご招待のときも部屋タイプがメゾネット固定でした。
そのため、今回宿泊したメゾネットタイプのお部屋は、結婚式と挙式1周年無料ご招待のときにしか泊まっていない、思い出が詰まったお部屋なのです。
メゾネットのお部屋は素泊まりで1泊 132000円。
自費で泊まるのはハードルが非常に高く、普段はプロポーズ現場「ドームサイド」に宿泊しています。(1泊約60000円)
驚きの割引率
今回は実質57000円で、メゾネットツインに宿泊することができました。

そ、そんなに安かったなんて……



いろいろ調べた甲斐がありました。
その理由は以下の2点です。
- 「ステイケーション トク割プラン」で、朝食無料&5000円分のホテル利用券が付いて76000円。
- ワクチン接種済証の提示で、3000円のホテル共通利用券ゲット。
ステイケーション トク割プラン
今話題の「ステイケーション」とは、近場のホテルで休暇を過ごすという旅行のスタイルで、我々の目的と一致したプランです。
もちろん遠方からの宿泊にも使えます。
このプランは、客室正規料金より最大50%以上の割引、朝食無料、5000円のホテル利用券をウリにしています。


朝食の良さについては後述しますが、お値段が1人5500円するため、無料となっているのはありがたいです。
1点注意しなければならないのは、5000円のホテル利用券はその日の宿泊代としては使えないこと。
そのため、我々は宿泊日の夜、直営レストラン「ブラン・ルージュ」でディナーだったので、そこで使用しました。


ワクチン接種済証でホテル共通利用券
新型コロナのワクチン接種済証を会計の際に見せると、ご利用金額に応じて最大10%の「ホテル共通利用券」がもらえます。
- 5000円以上 10000円未満 → 500円クーポン1枚
- 10000円以上 15000円未満 → 500円クーポン2枚
- 15000円以上 20000円未満 → 500円クーポン3枚
- 20000円以上 25000円未満 → 500円クーポン4枚
- 25000円以上 30000円未満 → 500円クーポン5枚
- 30000円以上 → 500円クーポン6枚
宿泊費は76000円だったため、3000円分の「ホテル共通利用券」をゲットです。
この3000円分のクーポンは、日を改めて直営ラウンジ等で使いたいと思います。



5500円の朝食2人分、5000円のホテル利用券、3000円のホテル共通利用券を、宿泊代76000円から引くと、素泊まり57000円になるね。



よくわからないけど、お得!
やったー!!
ちなみに、ホテル予約サイト「
ステイケーションプランやワクチン接種の利用券サービスが無くなったら、「一休.com」から予約することをおススメします!
メゾネットのお部屋の様子
そもそも「メゾネット」とは、フランス語で「小さな家」を意味する言葉です。
東京ステーションホテルのメゾネットタイプのお部屋は、その言葉に違わぬつくりとなっていました。
2階建てのお部屋
天井高の1階部分から、階段を21段上がった先に2階があります。


1階部分にはリビングとバスルームがあり、2階部分はベッドスペースとしてくつろぐことができます。
また、大きな窓や天窓もあって、全体的に明るく開放感があります。


そして、それらのカーテンやシェードは電動!
1階リビングや2階の枕元にあるスイッチで自由に開け閉めすることができるのです。
洗面所
洗面台もとても広々としています。


ボディタオルやカミソリなどのアメニティもしっかりと配置され、大きな鏡のみならず、お化粧用の拡大鏡もあります。
コスメを拡げてゆったり快適にお化粧や身支度が可能です。
その中でも驚きなのが、シャンプー類が全てBVLGARI(ブルガリ)であること。


- シャンプー
- リンス
- ボディソープ
- ボディミルク
- ハンドクリーム
- リップクリーム
- シェイビングクリーム
- 石鹸
の8点セットです。



ブルガリ……きっと高い‥‥(よく知らない)



楽天で調べてみたら、6000円くらいしました。
高級感があり、いい香りがします。
バスルーム
洗面所の右手にあるのがバスルームです。


バスタブが広くて明るく、洗い場もしっかりとスペースがとられていて、極楽な空間で疲れを癒せます。
バスルームにも、ブルガリのシャンプー、リンス、ボディソープが置いてありました。



ゆったりと足を伸ばせるバスタブです。
ちなみに、シャワーはハンドシャワー(ホースで繋がっているタイプ)と、オーバーヘッドシャワー(頭上に固定されているタイプ)の2種が使えます。
トイレ
ビックリしたのはお手洗い。
1階の洗面所の左手だけでなく、2階の奥にもあります。
同じ客室内にトイレが2か所あるホテルってなかなか無いのではないでしょうか?


さらに驚くべきはトイレットペーパー。
お掃除の証として、ペーパーの先端が三角に折られていたのですが、そこに「TSH」(Tokyo Station Hotel)のエンボスが!!


パッと見えないところにも細やかな工夫や、ゲストを喜ばせようとしてくれる心遣いが行き届いています。
ベッド
今回は「メゾネットツイン」なので、ベッドは2台。
シングルサイズってこんなに広いっけ?と思えるくらいの広々ベッド。


ポール状のクッションが、2つの枕に加えてセットされています。



抱き枕で使い方は合っていたかな?
そして、毛布があらかじめ置かれていました。
きっと秋が深まって朝晩の気温が低いことを考慮して、用意してくれたのでしょう。



おもてなしで身も心もあたたまります。
ミニバー
1階のリビングと洗面所の間にある扉を開けると、ミニバーが出現。


電気ケトルやお茶パックはもちろんのこと、ドルチェグストまで置いてあります。
カプセルをセットすることで、挽きたての美味しいコーヒーをいただくことができます。



ドルチェグストのカプセルは、レギュラーブレンドが4杯とチョコチーノが1杯でした。前はカプチーノがあったのになぁ。
カップやグラスの種類も豊富。
鏡で増殖していますが、2個ずつ用意されています。


冷蔵庫には水とお酒。
ただ、お酒は有料となっていて、飲んだ際にはチェックアウトの際に精算が必要です。
コンポ
初めて部屋に入った際には、テレビの電源が入っていて、ホテルからのご案内の画面に合わせて心地良い音楽が流れています。
その音楽もジャズやクラシック等いくつか選べるようになってはいますが、自分の好きな曲を聞きたいときにはコンポも使えます。


USBだけでなく、Bluetoothでスマホと接続ができます。
そのため、ワイヤレスで手軽に音楽をかけて、お部屋をカスタマイズできるのです。



Spotify でポルノグラフィティさんも楽しめる!
他にも‥‥
部屋が広すぎるため、紹介したい設備は他にもいろいろあります。
- 用意されているスリッパはフカフカ。
- ステッカーやしおり、原稿用紙型のメモなどの記念品が置いてある。
- クローゼットやテレビ、ドレッサーとしても使用できる机が1階と2階の両方にある。







ここで1日中ブログ書いていたい(・∀・)
アトリウムでの朝食
宿泊プランの段階で、朝食付きかどうかを選べますが、朝食を付けることをおススメします!
料金や利用時間
東京ステーションホテルの朝食は、「ロビーラウンジ」か「アトリウム」というレストランでとることができます。
我々は毎回朝食付きプランで宿泊しているため、「アトリウム」一択。
東京駅舎の4階、三角の屋根の部分に位置しています。


朝食のついていないプランだったとしてもオプションで追加することができますが、1人あたり5500円(税込)。
最高の一日を始められるメニューやサービスが揃っているので、朝食付きプランにすることをおススメします。
利用時間は6:30~11:00と幅広いニーズに合わせているのも特徴です。
ちなみに部屋に備え付けのテレビで、朝食会場の混雑状況を確認することができます。
感染症対策下でのビュッフェスタイル
アトリウムでの朝食はビュッフェスタイルですが、昨今の状況を鑑み、大皿から料理を取っていくのではなく、料理が少しずつ蓋つきの小鉢に分けられていて、それらを好きな数だけ取っていく形式となっています。
実際、れいが取ってきたメニューはこんな感じ。


写真に写っているメニューは以下の通り。
- 白米
- キノコと小松菜の味噌汁
- 根菜サラダ
- トマトの盛り合わせ
- エビチリ
- ライスボール
- 漬けマグロ
- うな重
ご飯や味噌汁はシェフによそってもらえます。
食べてはいませんが、パンも何種類もあり、和洋ともに充実していました。



メニューが豊富過ぎて、1回では全部制覇できません。
また、デザートも同様です。


ブラウニーとチーズケーキも蓋が閉まった状態で、我々を待っていました。
ちなみに、奥に映っているのは、スムージーです。
シェフがその場で作ってくれる料理も
自由にお料理の小鉢を取っていくだけではなく、シェフにその場で注文して、その場で調理してもらうコーナーもあります。
メニューとしては、オムレツやエッグベネディクトなどの卵料理が多いです。
我々は、オムレツを注文しました。


左はれいが注文した、カニと海苔入りのオムレツ。
右はゆうが注文した、トリュフ塩が添えられたプレーンなオムレツ。
どちらも出来立てでフワトロでした。
アレルギーや苦手な食べ物への配慮
ブラン・ルージュ同様、一流ホテルのレストランでは、スタッフの気遣いが徹底されています。
席に案内されてすぐに、ビュッフェ形式の説明と共にアレルギーや苦手な食べ物を聞いてくれます。
そして、該当する食べ物が入っているメニューを事前にすべて教えてくれるので、安心して料理を楽しむことができます。



キウイフルーツのアレルギーを持っていることを伝えると、スムージーは飲めないことがわかりました。



それぞれの料理の食材を把握しているってことだよね。すごい!
ホテルのサービス
部屋の設備や朝食以外にもありがたいサービスがいくつもありました。
手荷物を部屋まで運んでくれる
どのタイプの客室に泊まったとしても、お部屋まで案内してくれるスタッフさんがいらっしゃいます。
今回は大きな旅行バッグを持っていたのですが、そのスタッフさんとは別に、ポーターさんが荷物を運んでくれました。
そして、チェックアウト時にもエレベーターへ向かう途中、別のスタッフさんとバッタリ会い、



お持ちします。
とロビーまで運んでくれました。
別のお仕事があったかもしれないのに、時間と力を割いていただきありがとうございます。
感染症対策
一流ホテルは感染症対策までバッチリです。
ロビーには手指消毒と検温があり、部屋の中だけでなく廊下のところどころに空気清浄機が配置されていました。
また、部屋には体温計やマスクケースも。
朝食ビュッフェは、先ほども紹介した通り全部小鉢となっているので、安心して食べられます。
朝の新聞配達
朝、部屋の外に出ると、新聞がドアの近くに挟まっています。
チェックインの際に、何種類かの新聞の中から1つ選ぶことができ、それが翌朝部屋に届く仕組みです。
ちなみに、2回目以降の宿泊の際には、選んだ新聞がゲスト情報として登録されているため、



「明日の朝刊は〇〇新聞でよろしいですか?」
というような確認だけで済みます。
アメニティサービス
滞在中は、内線でアメニティのサービスや備品の貸出を受けられます。
男性用化粧品と女性用スキンケアセットが気になり、お願いしてみました。


男性用化粧品は、高級紳士服メーカーでもある Paul Stuart のセット。
ローションと整髪料、養毛料の3つが入っています。



備品の貸出のはずが、なかなかのお値打ち品をいただいちゃいました。
女性用コスメセットは、KOSEの雪肌精。
洗顔石鹸と化粧水、乳液の3つが入っています。



普段は白潤を使っている私にとっては高級品です。
ちなみに、これらのセットは東京ステーションホテルのロゴ入りの紙袋に入れて持ってきてくれました。
中身が丸見えにならない配慮は、女性が1人で泊まる際にも安心ですね。
まとめ
東京ステーションホテルの客室のおすすめポイントは以下の3点です。
- 部屋の設備やアメニティが充実していて、高級な生活を体験できる。
- 歴史と伝統が育んできた、ゲストを想う心遣いが嬉しい。
- 朝食ビュッフェで珍しい料理も食べられる。
それに加えて、今回のメゾネットタイプのお部屋では以下の点もおすすめポイントです。
- 2階建てで広々していて、家のようにくつろげる。
特に今なら、 「ステイケーション トク割プラン」や「ワクチン接種済証の提示」により、 お得に泊まることができますよ。



値段が高い分、不満な点がありません。すべてが超一流。



私たちにとって、東京ステーションホテルは大切な場所で、いつまでも帰りたい場所になっています。
「初めてだけど泊まってみよう」という方もあたたかく迎えてくれる東京ステーションホテル。
我々夫婦が自信を持っておすすめしますので、是非大切な日の思い出にご利用ください。


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