東京駅舎内にある東京ステーションホテル。
様々な部屋タイプがあり、分かりづらい名前も多いため、どのお部屋を選ぶのかは悩むところ。
特に初めての宿泊となれば、高価な宿泊費も相まって、部屋選びに失敗したくないですよね?
そこで、東京ステーションホテルに10回以上宿泊している中山夫婦が、おすすめの部屋タイプ・ドームサイドを解説!
様々な部屋タイプに泊まってきましたが、迷ったらドームサイドにしています。
東京ステーションホテルらしさが満喫できる、他のホテルには無い理由があるんです!
東京ステーションホテルの部屋タイプ
東京ステーションホテルには、10を超える部屋タイプがあります。
東京ステーションホテルの公式サイトに載っている情報を表にまとめました。
部屋タイプ | 概要 | 広さ | 料金※ |
パレスビュー | ホテルの中央に位置し、駅前のみならず、皇居まで見える。 | 40~55m2 | 73,320~91,956円 |
メゾネット | 部屋の中に階段がある2階建ての客室。1階がリビング、2階がベッドルーム。 | 65m2 | 138,210円 |
ドームサイド | 南北のドームの内側。眼下には改札が見える、東京ステーションホテルならではの部屋。 | 30~44m2 | 52,288~67,180円 |
シティビュー | 南北のドームの外側。斜めから丸の内の街並みを見ることができる。 | 26~40m2 | 51,180~70,954円 |
パレスサイド | ホテルのほぼ中央に位置し、皇居も見える。 | 34~45m2 | 62,806~77,604円 |
サウスウイング | 丸の内南口側の3階、レストランエリア真上に位置する。 | 40~50m2 | 73,320~89,680円 |
クラシック | 東京駅のホームに隣接した部屋。コンパクトなレイアウトで、ホテル内では一番安く泊まれる。 | 23~47m2 | 43,900~66,910円 |
ジュニアスイート | リビングスペースまである広々とした部屋。行幸通りに面している。 | 58m2 | 105,856円 |
メゾネットスイート | メゾネット同様2階建ての部屋。より広々とした空間を楽しめる。 | 72~120m2 | 260,140~408,144円 |
アンバサダースイート | ホテル4階、レストランアトリウムの隣にある部屋。キングとツインの1部屋ずつ。 | 95m2 | 430,914円 |
インペリアルスイート | ホテル中央にある特別室。 | 173m2 | 不明 |
※2023年1月18日(水)からの1泊2日、大人2名で検索をした料金。
全部屋タイプで対象となっているプラン「【JRホテルメンバーズ優待】 国の重要文化財で記憶に残るひとときを(食事なし)」で料金を比較している。
同じ部屋タイプでも、ベッドの種類(ダブル、ツイン、キング)や部屋の広さの違いによって、料金に幅がある。
JRホテルメンバーズは会員登録無料で100円で5ポイント貯まるため、東京ステーションホテルに宿泊する際には登録しておくことをオススメします。
ドームサイドの特徴
東京ステーションホテルのドームサイドの特徴を解説します。
丸の内北口と丸の内南口の計28部屋
東京駅のドームは南北に1つずつ。
そのため、ドームに沿って配置されるドームサイドの部屋数は、丸の内北口に面する14部屋と、丸の内南口に面する14部屋を合わせて28部屋です。
東京ステーションホテルの客室は全部で150部屋。
なので、およそ7部屋に1部屋の割合で、ドームに面している部屋があることになります。
常に空きがあるとは限りませんが、ドームサイドより高額なタイプの部屋よりも予約は取りやすいです。

コンパクトタイプ(30m2)とスーペリアタイプ(44m2)があります。ツインはスーペリアタイプにしかありませんが、ダブルであれば割と安く泊まることができます。
人混みや電車でうるさい?
利用人数の多さは日本屈指の東京駅。
その改札口に面している、ということもあり、ドームサイドの部屋はうるさいのでは?と不安を覚える人もいるでしょう。
結論から言うと、部屋の中はとても静かです。
どの部屋タイプにも言えることですが、防音設備がしっかりとしていて、改札口の騒がしさは遮断されています。
静かな部屋の中から改札口を見下ろすと、多くの人が行き交っているので、何だか不思議な心地になる程。
電車の走行音も聞こえないので、世間の喧騒から離れてくつろぐことができます。



とても静かなので、夜もぐっすり眠ることができます。
改札口に面している部屋だと信じられない位です。
ドームサイドの部屋の様子
ドームサイドの部屋の中はどうなっているのでしょうか?
実際に宿泊した際、れいが撮影した写真をお見せしながら解説していきます。
クローゼット
扉から部屋に入ってすぐ横にクローゼットがあり、アウター、トップス、ボトムスなど、それぞれ衣服に合わせたハンガーが準備されています。


リセッシュも準備されているので、その日に付いてしまった臭いなどを翌日に持ち越さず、清潔感を保てます。


アイロンとアイロン台も部屋に完備されているところは嬉しいポイント。
多くのホテルは貸出用品となあるため、フロントに電話をする手間が省けます。


ホテル内のレストランは、ドレスコードが決まっている場所が多いため、スーツをはじめ、パリッとシワのない状態にしたい服を持ってきても安心です。



宿泊したときは、バーカメリアでのディナーだったため、アイロンとアイロン台を使用しました。


洗面所


明るくて広く、清潔感のある洗面所です。
写真には写っていませんが、普通の鏡だけでなく、横に拡大鏡もついているので、細部のメイクや身だしなみチェックも簡単。
歯ブラシや綿棒、ボディタオルといった、消耗品のアメニティも当然用意されています。


ドライヤーも完備されているので、男女問わずいつでも快適に身だしなみを整えられるスペースになっています。



洗面台は広いので、メイク道具を置きやすい!
蛇口から水を出しやすいハンドル設計なのも、幅広い客層にピッタリで感動。
リビング
大きな窓のカーテンを開ければ東京駅丸の内改札が眼下に広がります。
夜には人がいない改札口を見ることも。


窓からは東京駅舎ドームを飾るレリーフを大きく見ることが可能。
この点がドームサイドの部屋の一番の見どころであり、唯一無二のメリット。


設計者である辰野金吾の遊び心や、日本の玄関口である東京駅舎への思いを感じ取ることができます。
辰野金吾が東京駅舎にちりばめた遊び心の詳細は下の記事で紹介しています。


部屋の中の様子はこんな感じ↓


写真左端の大きなテレビは、テレビ放送はもちろん、朝食会場であるアトリウムの混雑状況も見ることができるので、ぜひ活用してください。



テレビから流れるBGMもいろいろ種類があり、優雅な時間を演出してくれます。
1人1脚のゆったりとしたソファーに身を沈めると、心地よさに思わず幸せなため息が漏れます。
また、リビングには大きな机も備え付けてあり、引き出しの中にはサービスガイドだけでなく、宅配便の伝票や便箋も入っています。


東京を満喫して予想外に荷物が増えても大丈夫。
また、東京ステーションホテルの便箋で手紙を書いて、近くのKITTE内の東京中央郵便局から風景印付きでお便りを出したら驚かれることでしょう。



ホテルのメモ帳は原稿用紙風でおしゃれ。また、ホテルのステッカーは持ち帰ることができます。是非記念に。
ミニバー
ミニバーには電気ケトルと一緒に、コーヒーやお茶のサービスがあり、その上、氷を入れるアイスペールやグラスも揃っているので、ホッと一息つきたい人にも、お酒を楽しみたい人にもありがたい充実ぶり。


ミネラルウォーターは計4本サービスで、そのうちの2本は冷蔵庫内に入っています。





冷蔵庫内の飲み物は、ミネラルウォーター以外は有料なので注意してください。
トイレ
トイレは洗面台脇に配置されています。


十分なスペースが確保され、ふたの自動開閉機能、ウォシュレット機能などが付いている比較的新しいトイレなため、不便な思いはゼロ。
清掃済みを表す、トイレットペーパーの三角折りには「TSH」のエンボス加工が施されています。
バスルーム
洗い場、バスタブともに広くゆったりとくつろげる空間です。


シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプー、シェービングジェルは、ホテルオリジナルのもの。
側面の切符型シールがそれを物語り、細部にまでこだわっていることがわかります。


シャワーも手持ちタイプと天井備え付けタイプの両方があるので、日本の浴室をあまり使い慣れていない人も安心して体を洗えます。



部屋タイプがメゾネットタイプ以上だと、ブルガリになります。


ベッド
ベッドは標準的なサイズで、しっかりとしたマットレスが敷かれています。
枕が2つあるので、高さも自由自在。


掛け布団は厚みがありながらふかふかしていて、パリッとした清潔なシーツと布団カバーと合わせて体を包み込んでくれます。
毛布はお願いすると貸してくれるので、好みや宿泊時の天候に応じて暖かさの調整が可能。
快適に休んで、体の疲れを癒すことができます。



抱き枕が常備されているところが新鮮!
天井とシャンデリア
3.9mの高い天井に、立派なシャンデリアが部屋のラグジュアリーな雰囲気をより醸し出してくれます。


大仰ではないものの、高級ホテルにふさわしい美しさなので、特別感や非日常感を盛り上げてくれる内装になっています。



大きなシャンデリアでも圧迫感を感じない天井の高さは、さすがドームサイド!
まとめ
一流であり、様々な宿泊客のニーズに合わせた部屋を展開している東京ステーションホテル。
数ある部屋の中でも中山夫婦がおすすめするのは、やはり「ドームサイド」です。
価格は割とお手頃な方であるものの、見どころや快適に滞在するための工夫が随所にあり、価格以上の価値のある部屋だと中山夫婦は感じています。
窓から東京駅の改札口を見られるのはドームサイドだけ。
そんな唯一無二のドームサイドの予約は、公式サイトまたは
また、東京ステーションホテルのフロントは、東京駅丸の内南口改札直結。
東京駅は広くて迷いやすいですが、「行き方.jp」というサイトで詳しく解説されています。
写真が多くてわかりやすいため、東京ステーションホテルを訪れる際は是非参考にしてください。
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