次年度の住民税や所得税が控除されるふるさと納税。
その制度の1つに「ワンストップ特例」があり、年間5自治体までなら確定申告が不要になる仕組みがあります。
そこでこの記事では、限度額約10万円の子なし夫婦が、ワンストップ特例を使うために利用している自治体3つとそれらの返礼品を紹介。
この記事を読むことで、面倒な確定申告を回避しつつ、充実した返礼品を探せる自治体を選ぶことができます。
ふるさと納税のワンストップ特例制度とは?
2月中旬から3月中旬にかけて、各ご家庭を悩ます確定申告。
ふるさと納税を行った場合、次年度の住民税の控除を受けるために確定申告が必要となるものの、ワンストップ特例制度を利用することで、その負担を減らすことができます。
年間5自治体以内なら確定申告が不要
総務省に掲載されている、ワンストップ特例制度を利用するための条件は以下の2つ。
- もともと確定申告が不要である。
- ふるさと納税を行う自治体数が年間5団体以下である。
大前提として抑えておきたいのは、もともと確定申告が不要であること。
2か所以上の会社から給与をもらっている等で、確定申告がそもそも必要な方は、ワンストップ特例の対象ではありません。

その場合は自治体数の制限がないので、欲しいと思った返礼品を目当てにふるさと納税しましょう!
もともと確定申告が不要な方が、ふるさと納税を年間5自治体以下に抑えられれば、ワンストップ特例によって、確定申告をせずとも税控除の恩恵を受けることができます。



1つの自治体に、ふるさと納税を複数回、しかも毎回違う返礼品を注文してもOK。
必要な手続きは2つだけ
ワンストップ特例を利用する場合、必要な手続きは以下の2つ。
- 注文時にワンストップ特例利用の申請をする。
- 注文後送られてくる申請書類に必要事項を記入して郵送する。
ふるさと納税を取り扱っているサイトで若干の差異はありますが、ふるさと納税で返礼品の注文を行う際に、以下のような選択画面が出てきます。




ワンストップ特例の選択をして注文完了すると、返礼品到着の前後に提出書類が自宅に届きます。
記入内容は、以下の通りです。
- マイナンバー
- ワンストップ特例に該当するかどうかのチェック
- マイナンバーカード裏面のコピー(通知カードやマイナンバー付きの住民票でも可)
- 本人確認書類(マイナンバーカード表面や運転免許証など)
中の書類に名前等の必要事項を記入して、封筒に入れ、ポストに投函。
封筒は組み立て式の自治体が多く、郵送代もほとんどの自治体で不要です。



確定申告よりも断然楽です!
機械的な作業なので、片手間にできます。



まとめてマイナンバーカードのコピーをしておくと、この手続きも時間をかけずにできます。
ワンストップ特例利用におすすめな自治体3選
ワンストップ特例を利用するためには、ふるさと納税を年間5自治体以下にする必要がありました。
そのため、収入が多い人ほど様々な返礼品を持つ自治体を選ぶ必要が出てくることになります。
何か1つの返礼品に長けているというよりは、いろいろな返礼品を有している自治体を選ぶことが重要です。
おすすめ自治体1 宮崎県都城市
中山夫婦一番のおすすめ自治体は宮崎県都城市
令和2年度のふるさと納税寄付額第1位にもなっており、お肉を中心に返礼品の種類が豊富です。
中山夫婦がいただいた返礼品は、
- 「高城の里」豚切り落とし&宮崎県産鶏もも肉2.6kgセット
豚肉 切り落とし 250g×8P 鶏もも肉カット 300g×2P 10000円 - 都城産「前田さん家のスウィートポーク」肉肉肉4kgセット
ロース切り落とし 500g×1 バラ切り落とし 250g×2 切り落とし 500g×5 ひき肉 500g×1 15000円
です。




豚肉も鶏肉も程よい柔らかさ。
脂が控えめなのでお肉本来の旨味がギュッと凝縮されています。
都城市のお肉をおすすめする最大の理由は使いやすさ。
250gで1パックだったり、300gで1パックだったりします。
500gで1パックでも、250gずつトレーに分けられているのでとにかく使いやすいです。



夫婦2人分の料理を作る時、欲しい分だけ解凍できるのが簡単で重宝しています。
他の返礼品として、以下のようなものもあります。
- 都城産宮崎牛
- 宮崎県産鶏チキン南蛮
- 霧島酒造「黒霧島」
- さつまいも「紅はるか」
ワンストップ特例を使うなら、欠かせない自治体の1つです!!
おすすめ自治体2 熊本県高森町
続いておすすめする自治体は熊本県高森町
ここではこのような返礼品をいただきました。
- 阿蘇プレミアムハンバーグ 合計3kg
150g×20個 あか牛 ハンバーグ 10000円 - 訳あり 阿蘇だわら 合計16kg
5kg×2袋、6kg×1袋 10000円
注目していただきたいのはお米で、総量なんと16kg。


訳ありなので、お米の品質は米どころより劣ると感じる部分もありますが美味しくいただけます。
16kgが自宅に届くのはありがたいですし、一度頼んだらしばらくお米の心配は不要です。



時折、さらに増量されていることも。
2022年7月現在、「訳あり 数量限定6kg増量 阿蘇のお米 合計18kg



お米とハンバーグ、これだけで夕食が完成します!
他の返礼品として、以下のようなものもあります。
- 馬肉
- 牛肉
- 大阿蘇牛乳
- もつ鍋セット
おすすめ自治体3 和歌山県有田市
3つ目のおすすめ自治体は和歌山県有田市。
言わずと知れたみかんの名産地、有田市はみかん関連の返礼品が沢山あります。
日本各地の名産品を家にいながら味わえるのも、ふるさと納税の大きなメリットと言えるでしょう。
中山家では、
- 伊藤農園100%ピュアジュース15本おまかせセット
10000円 - 厳選 有田みかん「未来への虹」10kg
12000円 - 国産うなぎ蒲焼き大サイズ2本セット
10000円
を頼みました。
みかんジュースは温州みかんだけでなく、様々な柑橘をしぼった100%ジュースを味わえます。


有田みかんはとても美味しいのですが、10kg来るので、傷まないうちに食べきることが重要。



2人暮らしだとちょっと大変かも……。
有田市でうなぎの返礼品は意外でしたが、身が大きくふっくらとしていて食べ応えのあるうなぎでした!





ワンストップ特例を考える上では、嬉しい意外性!
他の返礼品として、以下のようなものもあります。
- 釜揚げしらす
- みかんジュース使用のハヤシライス
- 和歌山ラーメン
- 太刀魚
今年利用した他の自治体 山形県山形市
番外編として、中山夫婦が今年初挑戦してよかったなと感じた自治体を紹介します。
山形県山形市
- さくらんぼ 佐藤錦 秀L 800g
・200g×4パック 10000円
粒も立派で甘味と酸味のバランスが絶妙な佐藤錦が、200g×4パック、計800g届きます。
実際に食べてみても納得の美味しさだったので、これで1万円(実質3000円分)は驚き。


ただし、果物なので旬だけのお届け。
さくらんぼは初夏が旬なので、注文は3月頃まで。



来年もぜひさくらんぼを頼みたい!
まとめ
2022年版、中山夫婦がおすすめするふるさと納税の自治体紹介でした。
中山夫婦はお肉やお米といった日々の食事に活躍してくれる食材や、食卓をちょっと彩る美味しいフルーツを中心に返礼品を選んでいます。
フルーツは旬に出荷されるので余裕を持って注文するのがカギ。
ぜひ、日本各地の良さを、ふるさと納税で再発見してください!


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