長年夫婦生活を送っていると、避けて通れないのが倦怠期。
倦怠期の怖いところは、相手への想いがじわじわと冷めていくことで、いつの間にか倦怠期に入ってしまうという気づき辛さにあります。
この記事では、付き合って10年、結婚5年の中山夫婦が倦怠期を予防するために意識していることを解説。
倦怠期に入ってしまっている方向けの対策も合わせて紹介しています。
夫婦関係がギクシャクすると、充実した人生は送れません。
この記事を読んで、今からでもできる対策・行動をとり、夫婦生活を上方修正しましょう!
夫婦が倦怠期になる理由とその後の危険
お互いのことが嫌になって飽き飽きする時期を指す「倦怠期」
結婚前は会うだけでドキドキしていたカップルでも、夫婦生活を送っていくうちに倦怠期へと突入する可能性はあります。
まずはその原因と危険性を知っておきましょう。
倦怠期の原因
倦怠期の原因はシンプルで、人間の性格によるものです。
例えば、自分が欲しくてたまらなかった服や雑貨に対して、いざ購入してから1年経つといつの間にかタンスの奥底に‥‥、という経験したことないでしょうか。
夫婦関係も同様で、結婚したいと思って結婚したものの、長い結婚生活に慣れてしまい、お互いに興味がなくなっていくのは自然な流れです。

明確な定義こそありませんが、お互いへの興味が一定以下になり、相手の嫌なところばかりが目につき、飽き飽きしてくる時期が倦怠期なのです。
倦怠期がもたらす危険
倦怠期はどんな夫婦にも起こり得るものですが、この期間を放置してしまうとどうなってしまうのでしょうか。
例として、以下のような危険が挙げられます。
- 二人でいる時間が苦痛。
- 家庭内別居
- 別居
- 別の男性(女性)への興味。(不倫)
- 離婚
実際、2020年の1年間には19万組以上の夫婦が離婚をしており、また熟年離婚(夫婦生活20年以上での離婚)も年々増加傾向にあります。(厚生労働省『令和4年度 離婚に関する統計の概況』より)
熟年離婚のメリット・デメリットはあるとは思いますが、不本意な熟年離婚については、倦怠期が長くなることでの相手へのいら立ちや飽きの蓄積が原因の一つです。
パートナーに対する愛が冷めてきた、パートナーからの愛が薄れてきたと感じるようになったら、対策を練る必要があるでしょう。
倦怠期の乗り越え方
では、倦怠期かも……?と思ったらどうすればよいのでしょうか?
中山夫婦は以下の3つが倦怠期を乗り越えるカギだと考えています。
- 2人で話し合う機会を設ける
- 挨拶は欠かさない
- お互いに関心を持つ
1つずつ見ていきましょう。
2人で話し合う機会を設ける
まずは2人でじっくり話し合う機会を設けましょう。
話し合うことで「倦怠期」をお互いが当事者としてとらえることができます。
自分は倦怠期だ、と感じていても意外とパートナーは倦怠期だと感じていないことも。
そのため、2人でまず話をすることから始めて、倦怠期について共通の認識を持つことが大事だといえます。
話のきっかけは些細なことでもいいので、リラックスして2人の会話を深めていきましょう。

我が家では、片方がお風呂に入っているときに、もう片方が脱衣所で椅子に座り、風呂屋の番頭さんごっこ。
リラックスした状態で、お互いの1日のことをはじめとするくだらない会話を交わしています。


挨拶は欠かさない
いざ話し合ったら逆にギクシャクしてしまった、そもそも会話ができていない、というカップルやご夫婦もいるでしょう。
そういった場合も、「おはよう」、「行ってきます」、「おやすみ」、「ありがとう」といった挨拶は顔を合わせてきちんとしましょう。
挨拶はコミュニケーションの第一歩。
自分から進んで挨拶をすることで、相手の様子を自然と気にかけるようになります。
相手もパートナーから挨拶されて悪い気はしないもの。
パートナーの様子も変化してくるかもしれません。



相手からの見返りは求めず、自分から挨拶することが大事!
お互いに関心を持つ
挨拶を続けて、お互いに挨拶ができるようになると、パートナーの様子の変化に気が付くようになります。
これが「お互いに関心を持つ」ということ。
お互いに関心を持っているので、パートナーの様子から、今どういう状態なのかを自然と知りたくなるように。
「今は疲れていそうだな」、「このおかずは美味しそうに食べているな」、「何だか嬉しそうだな」とパートナーの変化にお互いさまで気付けたら、きっとパートナーを思いやるあたたかい言葉が思い浮かぶでしょう。
あとはその言葉をパートナーにかけるだけ。
勇気は要りますが、あなたの少しの勇気で2人の間の空気がパッと変わるはずです。



しっかりと顔を見るのが大切。
日々見続けていると、その日の些細な変化を見逃さずに済みます。
そもそも倦怠期にならないための予防策は?
倦怠期の乗り越え方は解説しましたが、できることなら倦怠期は回避したいですよね。
倦怠期にならないための予防策も以下で解説します。
2人で共通の話題を持つ
相手に関心がなくなって2人の関係が冷えてしまうことを防ぐには、2人共通の話題で盛り上がることがおすすめ。
話題は何でもOKです。
2人が好きなアーティストやその日あった面白いこと報告など本当に何でもOK。
パートナーが話している時は真剣に聴く、逆にパートナーにもきちんと聴いてもらうことで会話は弾むでしょう。



パートナーが話すことから何か学ぶつもりで真剣に聴くと、発見もツッコミポイントもあって楽しいです。
2人でできる趣味に挑戦する
共通の話題選びが難しいのであれば、2人でできる趣味に挑戦してはいかがでしょう?
共通の話題を探せなくても、趣味があれば趣味についての話が弾みます。
我々中山夫婦も2人でできる趣味としてこのブログを開設しました。
おかげで、次の記事は何を書くか、読者の皆さんの反応はどうか、といった話題が尽きません。
ブログの他にもカップルや夫婦2人でできる趣味についていくつか解説しているので、以下の記事を参考にしてみてください。







夫婦関係が、共通の趣味の友達と遊ぶような関係になれば、会話が弾まないなんてことはないですよね。
そんな狙いから、我が家ではいろいろな趣味に挑戦してきました。
適度なスキンシップをとる
「今更……」という恥ずかしさやスキンシップの好き嫌いは人それぞれあると思います。
それでも2人に合った丁度いいスキンシップを模索していくというのは2人の関係維持に大きな役割を果たすでしょう。
適度なスキンシップをとることで、お互い幸せな気持ちになると言われています。
また、肌がカサカサでいいのか、ヒゲは伸ばし放題でいいのか、と自分を磨くきっかけに。
いつまでもパートナーに愛される自分でいる努力ができたら、より2人の親密さは増すでしょう。



れいが触れた時に肌がカサカサしていないように意識しています。
生涯大切にすると誓った相手であることを思い出す
あなたとパートナーはお互いに生涯をかけて大切にすると誓い合って結ばれた仲。
そのことを忘れずにいれば倦怠期は寄ってきません。
あなたは今、パートナーを全力で大切にできていますか?
パートナーは今、あなたを全力で大切にしていますか?
答えが Yes ならば、それはとても幸せなことです。
自分の今いる環境とパートナーへの感謝を忘れず、愛を深めていってください。
今の答えが Yes でなくても、パートナーは自分にとって大切な存在だと思い出せれば大丈夫。



初めてのデート場所、プロポーズをした場所、結婚式を挙げた場所など、思い出の地に定期的に行くのもおすすめ。
外発的に二人の思い出の記憶がよみがえります。



我が家の場合はすべて東京駅周辺なので、夫婦のパワースポットとなっています。


まとめ
倦怠期の乗り越え方と予防策を解説しました。
倦怠期に入ってしまったら、焦らずゆっくり2人で抜け出しましょう。
まだ倦怠期でないというカップルやご夫婦も予防策を参考にしてくれたら嬉しいです。
大切なのは自分とパートナー両方に向き合うこと。
一組でも多くのカップルやご夫婦が幸せな関係を築けることを願っています。
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