椅子一つで楽しめる「チェアリング」。
その手軽さから、チェアリングを楽しむ人が増えてきています。
そこで、これからチェアリングを始めようという人向けに、チェアリングの予算や過ごし方の例を解説。
夫婦で実際にチェアリングをしたときの様子も公開しています!
一人あたり2000円という予算で、手軽に楽しめるチェアリング。
この記事を読んで、始めてみてはいかがでしょうか?
「チェアリング」とは、椅子1つで楽しめるアウトドア
英語にすれば、“chair”+”ing”=”chairing”。
近年では、「日本チェアリング協会」(JCA)という非営利団体まで登場し、チェアリング界隈は盛り上がりを見せています。
まずはその基本情報から。
チェアリングの定義
Wikipediaに載っている「チェアリング」の定義は以下の通りです。
チェアリングとは、持ち運び用に軽量化された椅子を野外に設置し、そこに腰かけて主に飲酒などをしながら過ごす行為を指す造語。
wikipedia「チェアリング」より
チェアリングという言葉自体ができたのは、2016年。
その時には「主に飲酒」という言葉があるものの、現在では野外で椅子に座る行為自体を意味するため、座りながら何をするかは自由です。
チェアリングに最低限必要な物
チェアリングをするにあたって、最低限必要な物は1つだけ。それは、
- 折りたたみ式の椅子
のみ! 当然ですね‥‥。

なお、2人以上でチェアリングをする場合は、1人1脚が望ましいです。

その理由は、気の向くままに好きな場所に座るのがチェアリングの本質だから。
各自が好きな場所、好きな向きに椅子を設置して座れるように一人一脚揃えましょう。

ゆったりと座れる環境を整えるのは、非常に大切です!
チェアリングの予算
折りたたみ式の椅子を一人一脚揃えるとなると、なかなか値段が張りそうですが、実は1脚1500円程度で買うことができます。
ちなみに、我々が購入したのは、APORITOのアームチェア(税込1580円)。
しかし、現在は売られておらず、同じ型のものがBUNDOKから販売されています。



アウトドア店とかに行くと、違うブランドで同じ型のチェアは結構あります。



最安値は、スポーツデポで見た1280円。
ドリンクホルダーもしっかり付いていました。
椅子以外に用意しておくと良いものは、以下の記事をご覧ください。


チェアリングの過ごし方の例
チェアリングでは、単に椅子に座るだけとは言え、いろいろな過ごし方ができます。
- 飲食
- 読書
- ゲーム
- 昼寝
- 人間観察
- 景色を見る
- スケッチ
椅子だけでなく、自分のやりたいことに合わせた持ち物を準備しましょう。
千葉県立海浜幕張公園でチェアリングしてみた
中山夫婦が実際に、千葉県立海浜幕張公園でチェアリングに挑戦してみた様子を紹介します。
用意したものは4つだけ
今回中山夫婦が用意したものはこちら!
- アウトドアチェア(APORITOのアームチェア1580円)
- 昼食(コストコのホットドッグ150円)
- 本
- レジャーシート(必要性は後述)
お昼ご飯を食べた後、読書をしてゆったりとした時間を過ごす予定だったので、以上の物を持っていきました。
APORITOのアームチェアは、収納用の袋も付いているので、持ち運びが楽でした。





こんなに装備が少なくても楽しめるなんて、
アウトドア初心者にはありがたい!



新たに買い足したものは、椅子と昼食だけなので、合わせて1730円!
レジャーシートで足元までリラックス
今回利用した千葉県立海浜幕張公園の有名スポットは、大きな花時計。


花時計は広いメインの芝生広場にあるので、芝生広場の花時計から少し離れたところに陣取りました。



初めて花時計を見た!
2月でも花が沢山咲いていてきれいでした。
そして設営に一工夫。
それは……
レジャーシートを足元に敷くこと


足元にレジャーシートを敷くことで、チェアリング中に靴を脱いで過ごすことができるのです。
足の裏に感じる芝生と土の感触が、心地よい解放感を与えてくれます。



足元からの冷え防止にも役立ちます。



荷物は増えますが、軽いし大きくなくてもいいので
持って行く価値アリです!
チェアリング中にしたこと
アウトドアチェアとレジャーシートの設営が終わったら、後はそれぞれ好きなように楽しい時間を過ごすだけ!
中山夫婦はこんなことをして過ごしていました。
- お昼にコストコのホットドッグを食べる
- 本を読む
- ポケモンGOなどのスマホゲームを楽しむ
- 周辺をぶらぶら散歩する
- ぼーっと周りの景色を楽しむ
- 公園にいる人々を観察
公園の近くにコストコがあるので買い物をして、お昼ご飯にホットドッグを調達。


本を読んだり、周りの景色や人々の行動を観察したり、座っているのに飽きたら近くをぶらぶらしたり、他の人に迷惑をかけない程度で自由に過ごしました。



青空の下で食べるホットドッグ美味しかった!



キャッチボールをしている人もいたね。
次回は球技にも挑戦しようかな!?
撤収作業は5分以内で完了
いくら晴れていたとはいえ、まだ2月。
1時間半も過ごしているとさすがに寒い!
充実した時間ではありましたが、寒さには勝てないので撤収することにしました。



もっとゆっくりしたかったけど、体調最優先‥‥。
手順は3つ。
- ゴミをまとめる
- 椅子を畳む
- レジャーシートを片付ける
これだけです。5分もあれば撤収作業は完了します。
設営も撤収も簡単なのがチェアリングのいいところと言えるでしょう。



設営も撤収も思い立った時にすぐ実現できるのは、
楽しむためのハードルが低くていいね。



ゴミは必ず全て持ち帰りましょう!
周辺施設の充実具合も重要
チェアリングをするにあたって、地味に重要だと考えていることがあります。
それは……
周辺施設の充実度!
周辺施設が充実していると、足りないものを現地調達することが可能。
チェアリング初心者は周辺施設の充実ぶりを場所選びの指標にしましょう。



周辺施設が充実しているなら、家からは椅子だけを持っていけばOK。
その場で昼食を選んだり、遊具を買ったりと楽しさ倍増です。
千葉県立海浜幕張公園の周辺施設として、我々が行ったのは以下の3つ。
- CAINZ(椅子も買える!)
- コストコ(昼食が安い!)
コストコの目玉商品として知られるホットドッグは、ボリューム満点かつ、ドリンクもたっぷりサイズ。


APORITOのチェアには、ドリンクホルダーも付いていたので、安心してゆっくり飲み物を楽しめます。
CAINZは大型店舗ゆえに、チェアリングの前にさっと寄っただけですが1時間使ってしまいました。
アウトドア用品も豊富に販売されていて、何かあった時の強い味方になりそうです。



ホームセンター大好きなので、
今度はCAINZでじっくりお買い物をしたいです。



店内に併設されているベーカリーでご飯を調達してもいいかも。
まとめ
中山夫婦がチェアリングに挑戦して分かったことは3つ。
- 予算は1人2,000円から始められる、手軽なアクティビティ
- 自然の中でそれぞれ好きなことをして楽しむ時間は気持ちいい
- 平日の公園は空いているが、周りの視線を気にしない強いメンタルが必要
1人2,000円から始められるので、アウトドアに馴染みがない人はまずチェアリングに挑戦するのがおススメ。
「こうしなければいけない」という決まりもないので、思い浮かんだやりたいことをすぐに実現でき、解放感と「自分のやりたいことを叶えられた」という充足感を得られるものポイント!



こんなに心が満たされるとは、予想以上でした。



とても柔軟性の高いアクティビティです。
ただし、
「この人たちは何をしているの……?」という視線を意外と投げかけられます。
これから世に浸透していくだろうチェアリングですが、まだ人目を引いてしまうのも事実。
人がほとんどいなかったので、公園の真ん中に椅子を広げましたが、とても目立ちました。


マナーを守って堂々と楽しんでいればいいのですが、覚悟が必要ということを知っておいて損はないでしょう。
しかしながら、それを差し引いても、手軽さと自由度が魅力のチェアリング。
もう少し気候が暖かくなったら再度挑戦したいと思います!
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